合宿免許のメリット
2019.1.11 合宿免許「免許の取得で合宿と通学のどちらを選ぶべきか…」自動車免許の取得において、このように合宿と通学で悩んでいる方は少なくありません。
どちらのスタイルで自動車免許を取得しても講習内容に違いはありませんが、実は合宿免許の場合、通学にはないメリットがたくさんあります。そこで、今回は合宿免許について詳しくご紹介します。
合宿免許はメリットがいっぱい!
「合宿免許」と聞くと、あまり良いイメージを抱かない方は多いものです。「面倒くさそう」「知らない人と一緒に過ごすのはイヤ」「退屈そう」など、合宿免許を積極的に考える方は少ないのが現状です。
しかし、合宿免許には知られていないメリットがたくさんあり、学生から大人まで魅力を感じるポイントが存在します。
具体的に、どのようなメリットが挙げられるのか、次項を見ていきましょう。
合宿免許のメリット
合宿免許のメリットは大きく8つが挙げられます。通学にはないメリットとは一体何なのでしょうか。
あまり知られていないメリットの数々をご紹介します。
通学よりも安い
第一にメリットとして挙げられるのが費用面のメリットです。
通学と合宿で比較すると合宿の方が費用が安く、安価で免許を取得することができます。具体的な金額は教習所によって異なるものの、相場は通学が30万円(AT限定)、合宿が20万円(AT限定)です。こうして分かる通り、合宿免許における費用面のメリットは大きく、予算に余裕がない方にとって魅力的といえるのではないでしょうか。
また、まとまった資金を準備できなかった場合でも「分割払い」「ローン」として支払いを済ませることもできます。最近では、大学生、高校生に向けたローンも登場しているため、免許取得のハードルは低くなってきています。
安く免許取得を狙いたい方にとって、合宿免許は大きなメリットであることは間違いありません。
通学よりも短期間で取得できる
通学よりも短時間で取得できるのもメリットの一つです。
通学の場合、技能教習が予約制であることや、1日のうちに必須科目の講習を効率よく受けられるとは限らないことが理由として挙げられます。
例えば、技能講習の場合2時間続けて運転することはできず、最低でも1時間の休憩をはさむ必要があります。これだけでも1時間ロスすることになってしまいますし、2時間後の予約が空いていなかった場合はさらに1時間後もしくは別日に講習を受けなければなりません。
このように、通学の場合は時間がかかってしまうため、短期間での取得は難しいのが現状です。
しかし、合宿であれば生徒の1日のスケジュールは教習所側が組みます。そのため、効率よく講習を受けることができるのです。予約の手間がなく、講習に集中できることもメリットとして挙げられるでしょう。
同時にプチ旅行が楽しめる
1日の講習が終了したら、夕方や夜は基本的に自由時間です。そのため、この空いた時間を活用して周辺を旅行することができます。
自然に囲まれた場所であれば、森や山の散策ができますし、有名スポットがあればショッピングや観光として立ち寄ってみるのも良いでしょう。地元の教習所でなければ、見るものすべてが新鮮で貴重な経験であることは間違いありません。
せっかくの長期休みを講習だけに費やしてしまうのではなく、空いた時間にお出かけしてちょっとした旅行気分を味わうと良い気分転換にもなるものです。
旅行が好き、という方であれば合宿中は充実した時間となるでしょう。
親しい友人ができやすい
合宿免許のメリットの一つに「親しい友人ができやすい」というものがあります。
合宿に参加している生徒は全員「免許の取得」という目標を持っています。そして、全員が同じ講習を受けるため、共通の話題もあり自然と親しくなりやすい傾向にあるのです。
「あの指導員さんやさしいよね」
「免許取得したらどこへ行くの?」
「技能教習苦手なんだよね…」
など、話下手でも会話のネタに困ることはありません。実際、合宿を通じて知り合った人と親友になったケースは存在します。
新しい出会いが欲しい方にとって、合宿免許は大きなチャンスが潜んでいるといっても過言ではありません。
乗車の予約が必要なし
記事前半でも触れた通り、合宿の場合は通学のように自分で技能教習の予約をする必要がありません。
「明日の予約が取れなかった…」という日が続くとストレスになってしまうもの。しかし、合宿であれば乗車できることは確定しているため、乗車予約にありがちなストレスや不安とは無縁です。
また、予約の手間がかからないため、時間的にも精神的にも余裕が出てきます。
講習内容を忘れにくい
合宿の意外なメリットとしては「講習内容を忘れにくい」というものがあります。
通学の場合、1回乗車してから数日あけてしまうと乗車の感覚を忘れてしまうことが少なくありません。せっかく慣れてきていても間隔が空いてしまうことで、また慣れない手つきで乗車することになってしまいます。
また、技能試験までの期間が開いてしまうと、不合格になりなかなか次に進めないまま時間と手間を浪費してしまうことになるでしょう。
しかし、合宿の場合は毎日乗車するため、講習内容を忘れてしまう心配がありません。乗車時の感覚を覚えている状況で次の講習を受けられるため、スムーズに技能講習を進めることができます。
「忘れてしまわないか不安…」「不器用だから心配」といった方は合宿免許がおすすめです。
面倒になって断念するのを防げる
あまり多いケースではありませんが、通学を選択する生徒の中には「面倒になった」と途中で通うのをやめてしまうことがあります。
また、講習を後回ししていくうちにだんだん行かなくなってしまったという例もあるようです。この場合、既に支払ったお金が返金されることはなく、時間と手間、さらにお金が無駄になってしまいます。
しかし、合宿であればそういった状況を回避することは可能です。合宿免許を選択した以上は、よほどのことが無い限りが講習を受けなければなりません。また、周囲が一生懸命、資格取得に向けて頑張っているのを見て、自分のモチベーションも向上し「面倒だから行かない」という状況を防ぐことができます。
自分の性格とよく向き合い「飽きっぽい」「面倒くさがり」などに心当たりがある方は、合宿免許を選ぶことがおすすめです。
友人や恋人との絆が深まる
友人や恋人と合宿に参加する場合、およそ2週間は寝食を共にすることになります。一般的なお泊りとは異なり長期間一緒に過ごすことになるため、その分お互いにより理解し合えたり、新たな一面を発見したりすることがあります。
つまり、一緒に参加した友人もしくは恋人との絆が深まることが期待できます。また、「免許取得」という同じ目標を掲げていることから、より絆は深まりやすく信頼関係の向上にもつながるでしょう。
免許と信頼関係の2つが手に入るというメリットはあまり知られていませんが、意外にも大きなメリットといえるでしょう。
より仲良くなりたい相手がいれば、ぜひ合宿免許に誘ってみてはいかがでしょうか。
合宿免許のデメリット
魅力的なメリットが並ぶ合宿免許。さっそく合宿に参加してみようかな…と検討している方もいるでしょう。しかし、実際はメリットばかりではなく、いくつかデメリットも存在するため要注意。
ここからは合宿免許のデメリットについてご紹介します。
長期間の休みが必要
まず挙げられるのが「長期間の休みが必要」というものです。
自動車免許の場合、約2週間は教習所に滞在することになります。そのため、まとまった休みが取れないと合宿に参加することはできません。そのうえ、夏休みや冬休みといった長期休暇シーズンは予約が殺到することが多く、予約がとれない可能性もあります。場合によっては、学校や仕事を休まざるを得ないこともあるでしょう。
そのため、スケジュールを確保したうえで合宿免許への参加が必要です。
拘束時間が長い
朝から夜まで1日中講習ばかり…というわけではありませんが、拘束時間は長めです。
1回の講習時間は50分で、それを1日に3~4回受けるとおよそ3~4時間は講習に費やすことになります。そのうえ、続けて講習が受けられずに1回分が空いてしまった場合はさらに終了時間が遅れてしまうものです。
そのため、基本的に日中は自由時間が少なく、仮に講習の合間に自由になれても次の講習までには待機していなければなりません。
遊びに行くつもりで合宿に参加すると、思っていたよりも講習ばかりの毎日にギャップを感じてしまうでしょう。
合宿の目的はそもそも「免許取得のため」であることを理解したうえで参加を検討することが大切です。
人見知りは環境に慣れにくい
極度の人見知りの場合、毎日知らない人と顔を合わせる生活はストレスを感じてしまう可能性があります。
仲良くなるまでに時間がかかる場合は、合宿中一人も親しい友人ができないまま合宿が終了してしまうことも考えられます。また、相部屋である場合は、一人になる時間が少なくより辛い合宿期間になってしまうかもしれません。
自分の時間を確保したいという方は、個室プランを選択するか、通学での免許取得を目指したほうが良いでしょう。
自分のペースで進められない
合宿免許は提示されたスケジュール通りに講習を受ける必要があります。そのため、自分のペースでは進めることができません。
例えば「今日は2回だけ講習を受けて帰ろう」「1日休んで明日にまとめて講習を受けよう」という進め方は認められないのです。
合宿免許はいわば集団生活の一つでもあり、一人だけマイペースに進めることは許されません。そのため、自分のペースで免許取得を進めたいという方は、合宿よりも通学が適しているといえます。
合宿免許で失敗しないためには
およそ2週間の合宿免許。本来の目的は免許取得ではありますが、なるべく快適な状況で過ごしたいというのが正直なところではないでしょうか。
そこで、ここからは充実した合宿生活を送るために、失敗しないためのチェックポイントについて解説します。
周辺環境をチェックしておく
合宿するにあたってぜひチェックしておきたいのが「周辺環境」です。
コンビニや飲食店、娯楽施設などが一切ない地域で合宿をすると退屈に感じてしまうもの。教習所や宿泊施設の周りに何もない場所であると、自由時間になってもやることがなく、結局講習以外は部屋にこもりっきり…という状況に陥ってしまいます。
最低限、周囲にコンビニと飲食店のある合宿所を選び、自由時間に備えておくと良いでしょう。
部屋のタイプをチェックしておく
合宿で自動車免許を取得するにあたって忘れてはならないのが「部屋タイプ」のチェックです。
例えば、人見知りや1人で過ごすことが好きである場合、相部屋での合宿は苦痛に感じてしまうことが考えられます。四六時中親しくない生徒と一つ屋根の下で過ごすのは、思っているよりもストレスになりやすいもの。
もともと、複数人でワイワイするのが好きな方であれば問題はありませんが、静かに過ごしたい方にとっては憂鬱な合宿になってしまう可能性があります。
そのため、自分の性格に合わせた部屋タイプ、もしくはプランを選ぶことが大切です。
食事の有無について
合宿免許のメリットの一つとして「安価に免許を取得できる」というものを上記でご紹介しました。しかし、さらに安価で抑えるポイントとして「食事なし」が挙げられます。
ほとんどの宿泊施設は、食事付きであることがほとんどですが、中には費用を安く抑えるために「食事なし」のプランを設けていることもあります。その場合、自炊するかコンビニや飲食店などを利用する必要がありますが、合宿費用そのものを安く済ませたいのであれば、こうした食事なしのプランを選ぶことも一つの手です。
おわりに
合宿免許はあまり知られていないたくさんのメリットがあります。手軽さを考えると通学のほうが魅力的に感じますが、金銭的なことや取得期間に関しては合宿免許のほうがメリットは大きいものです。
今回はそんな合宿免許のメリットについて詳しくご紹介しました。気になる情報はありましたか?
どのように免許を取得するかは、自分の状況と照らし合わせたうえで検討することが大切です。ぜひ、現在免許の取得を検討している方は、合宿免許も視野に入れたうえで計画を立ててみてください。
合宿免許お役立ち情報編集部
最新記事 by 合宿免許お役立ち情報編集部 (全て見る)
- ミニバンと呼ばれる車の種類や特徴などについて解説します - 2021年9月17日
- 海外で運転するために必要な国際免許についてご紹介 - 2021年9月17日
- 傷つけずに手洗いで洗車をする際のコツについてご紹介 - 2021年9月17日