合宿免許の日程は決められている?必要日数とスケジュール例
2019.3.4 合宿免許普通自動車免許を取得する方法の1つに合宿免許があります。教習所に通うよりも費用を抑えられ、短期間で取得できると人気です。合宿ではどのような1日を過ごすのか、また卒業するまでの日程はどのようになっているのかなどを解説します。
合宿免許から免許取得までのスケジュールの全容
合宿免許は最短で普通自動車AT車は14日~、MT車は16日~で卒業できることが基本です。
合宿免許の最大のメリットは、この短期間で免許の取得が可能ということではないでしょうか。
短期間で卒業出来るうえに料金も地元の教習所に通うよりも安くすむのもメリットでしょう。
合宿免許は約2週間のスケジュールを予め決められておりますが、そのスケジュールについて詳しく説明していきます。
入校日当日
合宿免許はスケジュールが教習所側で組まれていると触れましたが、入校日の教習所についたその日から合宿免許は始まります。
だいたいお昼頃に教習所に着き、そこから入校説明があります。
入校説明会では教習のことや宿泊先、食事やその他の規則などの説明が行われます。
その後、適性検査を行なう教習所が多いです。
適性検査では、視力検査や色彩判別能力、聴力、運動能力検査が行われます。
運動音痴だから自信が無いという方でも不合格などはありませんので心配はいりません。
これから運転されるみなさんの性格や行動がどういった傾向にあるかを知るためのものです。
多くは初日に先行学科を受けることになります。
先行学科では運転するにあたり運転手の心得を学び、次の日から本格的に教習が始まります。
尚、教習所によっては先行学科のあとに技能や学科の教習が入っている場合もあります。
第一段階の教習内容
学科教習は第一段階で9時限あって、第二段階は16時限あります。
最後には仮免前の効果測定という模擬試験があり、50問中45問以上の正解で合格となります。
技能教習は第一段階でATが12時限、MTが15時限あって、第二段階はどちらも19時限あります。
技能教習には1日に受けられる時間に制限があり、第一段階は1日2限までになります。
技能教習の最後にもみきわめと呼ばれる教習を受けて、問題がなければ修了検定です。
終了検定
仮免許試験として、学科試験(効果測定と同様に50問中45問以上の正解で合格)と技能検定に合格することで、仮運転免許証が交付されます。
第二段階からは路上での教習となるため、この仮免許証が必要になります。
第二段階の教習内容
第二段階の学科教習は16時限分あり、最後には仮免前でも受けた効果測定があります。
第二段階の技能教習では公道の路上を走ります。
1日で受けられる技能教習は、最大3限となります。
3限連続して受けることもできないので、場合によっては空き時間になったり学科教習が入っていたりします。
高速道路の教習や応急救護処置、危険予測の教習が行われ、最後には第一段階同様にみきわめを受けます。
卒業検定
最終日に卒業検定を受けることになります。
路上コースを運転し、教習所内に戻ってきてから縦列駐車か方向転換試験を受けます。
学科と技能ともに合格すれば晴れて卒業となり、卒業証明書が付与されます。
昼以降の時間にスクールバスや送迎バスで最寄り駅まで送られて解散することが多いです。
運転免許試験場(運転免許センター)
卒業証明書を持って住民票のある都道府県の免許センターに行って、本免許取得のための学科試験・適性検査を受けてください。
卒業証明書の有効期限は1年ですので、早めに試験を受けに行きましょう。
持ち物の例は以下の通りですが、各運転免許試験場で確認するようにしましょう。
- 卒業証明書
- 仮免許証
- 申請書(免許センター窓口にて受取)
- 受験票(免許センター窓口にて受取)
- 証明写真2枚(免許証所持の方は免許証)
- 申請手数料
- 筆記用具(黒鉛筆、消しゴム)
- 本籍地記載住民票の写し、運転免許証(お持ちの方)
当日の適性検査では視力検査もありますので、眼鏡を普段から着用している方は眼鏡も必ず持っていくようにしましょう。
合宿免許のスケジュールとは
合宿免許は、自宅から通える教習所とは違い、一定期間その場所に滞在し集中的に自動車の運転技術を学びます。知らない土地だと何かと不安もありますが、実際の合宿ではどのようにスケジュールが組まれているのでしょうか?
合宿免許の第1段階、第2段階とは
免許の取得過程は大きく分けて2段階あります。これは仮免許を取得しているか否かで分かれ、仮免許取得前を『第1段階』、仮免許取得後を『第2段階』と区別しているのです。
第1段階では、学科教習と施設内での技能教習が行われ、運転の基礎を学びます。時間にすると学科教習は先行学科を含めて10時限、技能教習はATの場合12時限、MTの場合15時限です。
仮免許を取得し第2段階に進むと、今度は実際の道路に出て運転技術を学びます。教習時間はATとMT共通で、学科16時限、技能19時限です。
なお入所する前には、適性検査が行われます。視力検査で基準に達していないと入所できないので、事前に視力の確認をしておきましょう。
朝から夜まで教習だが、適度に休憩が入る
合宿中は、以下の教習が行われます。
- 学科教習
- 技能教習
- 効果測定
- 応急救護
これら4つの教習の合間に、仮免許試験などの検定があるのです。基本的には毎日何らかの教習が行われ、合間に休憩が入ります。日によっては午前中で終わる日もあり、そんなときはちょっとした観光もできるでしょう。
このように毎日分刻みで勉強漬けというわけではないので安心してください。なお合宿所によっては、1日休校日が設けられ、観光などができるようになっている場合もあります。
検定や応急救護は1時限では終わらない?
合宿の時間割を見ると、応急救護や検定は1時限ではなく、連続で3時限ほど取られている場合が多く見られます。
応急救護の教習は、実際に疑似人体を使って実践的に行うので、時間がかかります。また、修了検定や卒業検定も普通の教習より時間がかかるので、検定がある日はまとまった休憩は取れない可能性が高いでしょう。
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合宿免許はどれくらいで卒業できるの?
合宿中の生活がわかったところで、次は気になる合宿の日数についてです。合宿で免許取得を目指す場合、どのくらいの時間があれば卒業できるのでしょうか?
普通自動車運転免許 AT、MTの場合
普通自動車免許の場合は、合宿所にもよりますが最短でATは14日、MTは16日で卒業が可能です。
免許取得にあたっては受講時間が法令で定められており、この時間数に達するまでは卒業できない仕組みになっています。一方で1日で受講できる時間の上限も法令で決まっており、第1段階は2時限、第2段階は3時限なのでその範囲内で1日の日程が組まれているのです。
こんな場合は、日程が延びることも
先ほど紹介した最短期間は、あくまでも順調に習得できた場合であり、習得できなかった場合には追加で補習もありますし、検定で不合格になればさらに期間が延びていきます。
また、体調不良や遅刻で教習を受けられなかった場合は、どのくらいで卒業できるかは個人差があります。合宿に参加する際は余裕を持って予定を組み、合宿の次の日にいきなり予定を入れるなどはしないほうが無難です。
そうは言っても、ほとんどの人は順調に習得し、期間を延長せずに無事卒業できます。ぜひ自信を持って、意欲的に合宿に参加してください。
合宿免許の日程変更は可能?
毎日の予定がきっちり組まれた合宿ですが、その日程を変更することは可能でしょうか?
基本的にはスケジュール通りとなる
合宿免許は、その期間は他に気を取られず集中的に免許を取得することを目的に開催されています。基本的には組まれた予定通りに生活することが前提であり、一時帰宅などは認められていません。
どうしても外せない予定があるときは相談を
例えば、友人の結婚式や親戚の法事など外すことが難しい用事がある場合には、例外的に一時帰宅が認められる場合があります。このように前もって予定がわかっている場合には、合宿の予約をする前に相談するのが基本です。
合宿が始まってから相談した場合には、帰宅の許可が下りない場合もあるので注意しましょう。また一時帰宅をする場合には、その分だけ合宿期間が延びることも忘れないでください。
まとめ
合宿免許に参加する場合、慣れない土地での生活は大変なこともあるかもしれません。しかし、びっしりと教習が組まれているわけではないので、教習の合間にその土地を観光したり、自然の中でゆったりと免許取得を目指したりするのもおすすめです。
しかし、順調に教習をクリアしていかないと、合宿の日程が延びてしまうので注意しましょう。また、合宿の日程変更や一時帰宅は基本的にはできないので、参加する際はその点も気を付けてください。
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合宿免許お役立ち情報編集部
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