自動車免許は最短で何日で取れるの?通学と合宿の卒業までを徹底比較
2019.4.2 合宿免許運転免許は、取得しておくと便利な資格です。身近な資格ではありますが、取得するまでに長い期間が必要というイメージを持つ人もいるでしょう。
そこで本記事では、通学と合宿それぞれの教習所における卒業までの最短期間を徹底比較しました。
通学では自動車免許は最短で何日で取れる?
運転免許を取得する方法は、大きく2種類あります。各地にある教習所に自宅から通う方法と、住まいから離れた場所で他の教習生と合宿する方法です。
『通学』と『合宿』には、それぞれメリット・デメリットがあります。通学は、自分の生活リズムに合わせて教習を受けられますが、希望の時間に予約が取れるかは未知数です。
一方合宿では、一定期間日常生活から離れなければならず、仕事や学校の予定を考慮しなければなりません。しかし、効率的にまとめて教習を受けられます。
通学と合宿において最短で自動車免許を取得するには、何日ほど必要なのでしょうか。まずは通学の場合を見てみましょう。
ATとMT、通学での最短日数
普通自動車免許の種類は、『AT(オートマチック限定)』と『MT(マニュアル)』の2種類です。そして教習は『学科』と『技能』があり、それぞれ『第1段階』と『第2段階』に分かれています。
学科教習は、AT・MTともに第1段階10 時限、第2段階16 時限の計26時限と変わりません。技能教習は、ATが第1段階12 時限、第2段階19 時限の計31時限に対し、MTでは第1段階15 時限、第2段階19 時限の計34時限と若干異なります。
さらに技能教習は1日に受けられる上限が定められており、第1段階2時限、第2段階3時限までです。そのため、毎日上限まで教習を受けるとすると、理論上ではATで13日、MTで15日が最短日数となります。
混み合う時期は予定通りにいかないことも
連休や長期休みは、多くの人が教習に通う予定を立てるものです。しかし、仕事や学校のお休みをまとめて取れる時期は他の人もだいたい同じなので、レジャースポットと同様に教習所も混み合います。
そのため、まとめて教習を受けたいと思っても予約が重なり、思うように教習が受けられない場合もあるでしょう。予定通りに教習を進めるのが難しい場合もあるのです。
通学で免許を取得する場合、一般的には3~4カ月かかると考えてください。長い人では6カ月というケースも珍しくはありません。
合宿免許ならもっと早く取れるの?
それでは、合宿免許ではどうでしょうか。ある程度の期間を日常生活から離れなければならない点は、少しハードルが高いかもしれません。
しかし最大のメリットは、効率的に組み立てられたプランに従って、毎日教習を受けられることです。これは、通学と比較すると大きな魅力です。
では、合宿免許はどのくらいの期間で免許を取得できるのでしょうか。合宿免許の最短日数を見てみましょう。
ATとMT、合宿免許での最短日数
合宿免許でも、免許取得までに必要な学科と技能の時限数は変わりません。そのため上限まで教習を毎日受けたとして、ATで13日、MTで15日という最短日数は同じです。
実際には、ATの場合は14日間(13泊14日)、MTでは16日間(15泊16日)で卒業と設定している教習所が多いでしょう。
通学に比べて費用が安いメリットも
合宿免許のメリットは、日数が短縮できるだけではありません。通学と比較して費用を安く抑えられるのもメリットです。免許取得にはそれなりの教習費用がかかるので、これは大きな利点でしょう。
合宿免許の教習所は、多くの面で運営を効率化できます。地価の高くない地域で経営し、職員も合理的に配置できるので、都市部の教習所よりも維持費がかかりません。そのため合宿免許の費用は、通学よりも安くすることが可能なのです。
通学にも短期コースがある
通常は3~4カ月かかる通学での免許取得ですが、なかには短期コースもあります。具体的な内容を見てみましょう。
自宅から通えることが大きなメリット
合宿免許のデメリットは、暮らし慣れた生活から長期間離れなければならないことです。その点、通学の短期コースなら自宅から通えます。
生活を大きく変えることなく、かつまとめて教習を受けられるのです。これは、通学の短期コースの最大の利点でしょう。
ただし、通常コースに料金が上乗せされる
とても魅力的な通学の短期コースですが、その分費用もかかります。通常料金に追加で上乗せされるため、やや割高な教習費が必要です。
また、教習が短期間に詰め込まれるので、休んでしまうと予定通りに卒業できない場合もあります。ただし、それらの条件をクリアすれば、とても便利なコースといえるでしょう。
実は、最短で取る方法がもう1つ
はじめに、運転免許の一般的な取得方法は『通学』と『合宿』の大きく2種類だと説明しました。しかし、他にも最短で免許取得が可能な方法があるのです。
運転免許センターで直接受験
全国の『運転免許試験場(運転免許センター)』では、技能試験と学科試験を直接受験できます。いわゆる『一発試験(一発免許)』と呼ばれるものです。
これはあくまでも呼称であって、正式には『普通仮免許試験の一般受験』『普通免許試験の一般受験』と呼ばれます。
費用と時間を節約できるが合格は難しい
一発試験は、18歳以上で一定の視力の条件を満たす人なら誰でも受験可能です。ただし、免許取消処分の欠格期間が満了していないなど、受験できない要件に該当する人は除きます。
一発試験は、合格さえすれば費用と時間を大幅に節約できますが、難易度がとても高く、合格は現実的に考えると難しいでしょう。
まとめ
自動車免許の取得を希望する人は、とても多いでしょう。免許があると、仕事に役立ったりドライブを楽しんだり、生活の幅が大きく広がります。
自分に合った方法で、ぜひ短期間で効率よく運転免許の取得を目指してください。
合宿免許お役立ち情報編集部
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