牽引免許を取るまでの流れや牽引することについて
2021.9.17 合宿免許合宿免許や教習所に通っている方は牽引免許や牽引について教習を受けるでしょう。
しかし、卒業してから牽引の経験や牽引している所を見るといったことは少なくなります。
牽引免許が必要な職業の方もいらっしゃいます。
牽引免許が必要となった場合には、牽引免許を取得しなければいけません。
そこでこちらの記事では、牽引免許を取るまでの流れや牽引することについてご紹介していきます。
牽引免許とは
合宿免許や教習所に通っている方も、学科教習などでその言葉やルールを学んでいるはずですから、聞いたことがあるでしょう。
しかし、合宿免許や教習所に通っているときは覚えていたとしても、免許を取得した後は耳にすることの少ないこの言葉に関する知識が、薄れてしまっているかもしれません。
牽引する車を「牽引車」と呼び、牽引される車を「被牽引車」と呼びます。
被牽引車には必ず、運転席があるわけではないことを覚えておきましょう。
荷物や旅客を運ぶトレーラーには運転席がないので自走することができません。
しかし、これらは牽引されることで日々活躍しています。
このように仕事で使ったりすると言ったことを考えるならば、牽引専用の免許を取得が必要となります。
牽引免許の種類
運転免許の区分を定めた道路交通法第84条にて、「牽引免許」と「牽引第二種免許」が存在しています。
これら2種類と牽引することが出来る免許についてご紹介します。
牽引免許
牽引免許は、公道で運転するのに必要な運転免許を「第一種免許」と呼びますがこの中の1つに牽引免許があります。
他の車を牽引する時や大型トレーラー、タンクローリーなど運転席と荷台がセットになっている自動車を運転する際には牽引免許が必要になります。
牽引自動車第二種免許
「第二種免許」とは、旅客運送用の自動車を運転する時に必要な免許です。
第二種免許の中に牽引自動車第二種免許があります。
トレーラーバスのような特殊な自動車を運転する際には、この牽引自動車第二種免許が必要です。
トレーラーバスを運転する機会は少ないと思いますので、実用性は高くないといえるでしょう。
牽引小型トレーラー限定免許
上記で挙げた2種類の他に車両総重量が750㎏~2,000kg未満の被牽引車に限って、牽引することができる免許が存在します。
それが「牽引小型トレーラー限定免許」です。
牽引免許を取得するには
一般的に免許を取得するには教習所に通うか、合宿免許に参加するか、一発試験に合格するかです。
牽引免許を取得するための条件は、18歳以上であること。
普通免許、中型免許、大型免許、大型特殊免許、二種免許のいずれかを持っていること。
視力が両目で0.8以上、1眼で0.5以上と少し厳しく設定されています。
赤、青、黄色の識別ができること。
三桿試験で三桿法の奥行き知覚検査器により、2.5メートル離れたところから3回検査します。
その平均誤差が2センチメートル以内であること。
聴力は10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえることです。
運転に支障がでる生涯がないことも条件に含まれます。
一発試験は費用や時間が抑えられますが、運転技術を自力で身に付けなければいけません。
牽引免許が取得できる合宿免許や教習所に通うことをおすすめします。
合宿免許や教習所では、適性検査に合格し、最短12時間の技能教習を受けます。
学科教習はありませんので、卒業検定に合格すれば牽引免許を取得できます。
費用などに関しては、事前にホームページなどでチェックしておきましょう。
牽引免許が必要な場合と不必要な場合について
牽引には、必ず牽引免許が必要だと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、牽引免許が必要な場合と必要でない場合があります。
牽引が必要ない場合があることは意外と知られていません。
必要な場合と不必要な場合について見ていきましょう。
牽引免許が必要な場合
牽引免許が必要な場合は、被牽引車の車両総重量が570kgを超えている車両を牽引するときです。
連結させて、それを引っ張りながら運転するために牽引免許が必要です。
農家の場合では、トラクターなどの機械をコンバイントレーラーに乗せて牽引する場合があります。
牽引免許があるとこうした作業も行えるようになり、仕事の幅が広がるでしょう。
牽引免許が不要な場合
実は普通免許でも牽引することは可能です。
車両総重量が750kg以下の車両を牽引する場合が不要となります。
近年のキャンプブームで、キャンピングカーを利用する方が増えているでしょう。
このときの総重量が750kg以下であれば牽引免許は不要です。
また、故障車などをロープやクレーンで牽引する際も牽引免許が要りません。
故障車は車両総重量の制限がありません。
牽引する際の法定速度について
普段、一般道では法定速度60km/hで走行していますが、ロープやクレーンなどで牽引する場合は法定速度が変わります。
牽引される自動車が2,000kg以下の場合、牽引する自動車の総重量が3倍以上は法定速度が40km/hとなります。
牽引される自動車が2,000kg超の場合、牽引する自動車の総重量が3倍未満は法定速度が30km/hとなります。
牽引される自動車が条件なしの場合、小型二輪車や原動機付自転車は25km/hとなります。
法定速度が変わることをしっかり覚えておきましょう。
牽引免許の合宿免許
当サイトで牽引免許の合宿免許を行っている教習所を紹介します。
那須自動車学校
栃木県那須塩原市に位置する教習所です。
東京方面からのアクセスが良く、宿泊施設も男性と女性の専用ホテルがあります。
女性1人での参加の場合も安心できるでしょう。
交通費も一部支給され、入校特典もございます。
静岡県セイブ自動車学校
静岡県浜松市に位置しております。
新幹線の浜松駅がありますので、東京方面からも大阪方面からもアクセスが良いと言えるでしょう。
静岡県の名産も多いので合宿免許中はグルメも楽しめます。
静岡県セイブ自動車学校も男女で宿泊先が分かれているので、女性1人でも安心できるでしょう。
徳島わきまち自動車学校
徳島わきまち自動車学校は、徳島県美馬市に位置しております。
徳島県ですので関西方面からのアクセスが良いでしょう。
基本的には、高速バスが移動手段となります。
美馬市には日本一の清流と言われている「穴吹川」があります。
バーベキューや水の音で癒やされたり、秋には紅葉も楽しめたりします。
都会の喧騒を忘れて、落ち着いて教習を受けられるでしょう。
おわりに
本記事では、牽引免許を取るまでの流れや牽引することについて、当サイトに掲載している合宿免許が可能な教習所も併せてご紹介しました。
牽引はあまり身近に感じないという方もいらっしゃるでしょう。
牽引は普通免許でも行うことが出来ます。
普通免許でも出来る範囲なので、不測の事態やトラブルがおきたときに牽引に詳しくなくても起こりうることです。
そんな不測の事態に対応できるように牽引についての知識を、改めて覚えておくと良いでしょう。
牽引免許が必要なのか、不要なのかをしっかり見極めることが大切です。
牽引免許は合宿免許や教習所または一発試験で取得することが出来ます。
合宿免許や教習所に通う場合、技能教習だけで、学科教習はありません。
しかし、適性検査が厳しい項目があります。
普通免許や中型、大型の四輪免許を取得している必要があります。
もしもの時に備えることは無意味ではありません。
楽しいカーライフを送るためにも頭に入れておくと良いでしょう。
合宿免許お役立ち情報編集部
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