【合宿免許卒業後の目標】知っておきたいゴールド免許の条件とは?
2021.8.20 運転免許証合宿免許や教習所に通っている方は、まだ免許を取得していません。
合宿免許や教習所を卒業して各都道府県の免許センターで、試験に合格して晴れて免許取得できます。
また、卒業したばかりの免許の色をご存知でしょうか。
免許を取得したばかりの方であれば、ゴールド免許に憧れを持っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこちらの記事では、ゴールド免許になるための条件などゴールド免許についてご紹介いたします。
ゴールド免許とは
「ゴールド免許」は優良ドライバーの証しとなります。
免許証の有効期限が記載されている枠の背景が金色になることからゴールド免許と呼ばれております。
この免許証を過去の違反をした回数などに対して区別する優良運転者制度は1994年5月10日に導入されました。
安全運転の意識を高めるためにこの制度がつくられました。
ゴールド免許を取得する条件について
合宿免許や教習所を卒業してからすぐの免許の色はグリーンです。
そこからゴールド免許になるにはどのような条件をクリアする必要があるのでしょうか。
ゴールド免許になる条件を紹介します。
免許取得してから5年以上経っている
合宿免許や教習所を卒業して免許を取得してからの5年間の運転状況で、ゴールド免許の取得可否が判定されます。
最低でも5年が経っていなければ、ゴールド免許を取得できません。
免許取得してから5年が経ち、2回目の更新でゴールド免許を取得得することができます。
5年間無事故・無違反
本記事で何度かでてきておりますが、ゴールド免許は優良運転者の証しです。
合宿免許や教習所を卒業後、免許を取得してから5年間無事故・無違反であることがゴールド免許を取得する条件となります。
当て逃げや、飲酒運転での物損事故や建物の損害を与えた場合は違反になり、ゴールド免許を取得することができないので注意しましょう。
ゴールド免許で違反してしまうとどうなる?
5年をかけてゴールド免許を取得して、違反をしてしまったらどうなってしまうのでしょうか。
すぐにブルーに戻ってしまうのかと不安になるかもしれません。
しかし、すぐにブルーに戻ってしまうわけではありません。
免許証の色は更新時に変更されます。
そのため、次回の更新時までの約5年間はゴールド免許となります。
3点以下の違反でも違反の点数がついてしまうと、ゴールド免許に影響してしまいます。
ゴールド免許で3点以下の違反を1回のみしてしまった場合は、ブルーの一般運転者に更新されます。
そこから有効期限の5年間維持されます。
更新を忘れてしまった場合も、ブルーになってしまうので注意が必要です。
ゴールド免許のメリットや特典について
あまり知られていないこともありますが、ゴールド免許を取得している方だけが受けられる嬉しい特典があります。
ゴールド免許になったときどんなメリットがあって、どんな特典を受けられるのかについてご紹介します。
自動車免許の更新手数料が安くなる
ゴールド免許である優良運転者と、3点以下の違反が1回におさまるブルー免許の運転者は免許証が5年に有効期限が伸びます。
また、免許更新の際に行われる講習が短くなります。
そのため、更新時の手間や費用を抑えることができます。
ブルー免許の更新の際に行われる更新にかかる費用と時間は、違反をしていない・違反が少ない一般運転者が講習1時間、講習料800円です。
違反運転者が講習時間2時間で、1,350円となります。
初回に更新する方は講習時間が、120分で講習手数料が1,350円です。
どの運転者でも更新手数料は一律で2,500円ですが、講習手数料はゴールド免許を持っている方が500円で1番安くなっております。
自動車保険が割引になる
ゴールド免許を取得すると受けられる特典の1つとして、自動車保険が割引になり自動車保険の保険料が一部免除される場合があります。
ゴールド免許は5年間無事故・無違反の優良運転者です。
事故のリスクが少ない優良運転者と言えるので、保険料が割引になるという仕組みです。
実際の割引率は保険会社によって異なりますが、5%~20%くらいの間で設定している保険会社が多いです。
ゴールド免許を取得すると年間で1,000円~10,000円くらいの節約になるケースが多い傾向にあります。
飲食店やショッピングで割引が受けられる場合がある
上記で説明した自動車の保険料が安くなることや、更新の手間や費用が抑えられることは耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、飲食店やショッピングの割引が受けられるというのは初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
ゴールド免許を取得している方はSDカードという、飲食店やショッピングなどで割引が受けられるカードを受け取ることが可能になります。
このSDカードは無事故・無違反の証明書または運転記録証明書を自動車安全運転センターに申し込みます。
証明日以前に1年以上無事故・無違反だった場合に発行されます。
無事故・無違反の年数が積み重なるごとにグリーン、ブロンズ、シルバー、ゴールドなどといって色がアップグレードしていきます。
飲食店やレンタカー、紳士服などのお店で利用することができます。
割引が受けられるお店は事前に自動車安全運転センターのホームページなどで確認しておきましょう。
警察署での免許更新が可能になる
ゴールド免許を取得していると、最寄りの警察署で更新手続きが可能になります。
初回の運転者や違反運転者は、運転免許センターなどの限られた場所でしか更新することができません。
免許センターとは、合宿免許や教習所を卒業した後に本免許のために試験を受けに行った場所です。
しかし、ゴールド免許だと住所のある都道府県にある警察署で手続きができるようになります。
免許センターが自宅から遠いという方でしたら、交通費や時間などの節約にもなります。
これは上記にある、手間や費用が抑えられるメリットにもつながるのではないでしょうか。
おわりに
本記事では、ゴールド免許になるための条件などゴールド免許のメリットなどについてご紹介いたしました。
せっかく合宿免許や教習所に通い取得した免許証ですのでゴールド免許を目指しましょう。
合宿免許や教習所を卒業して5年経てばグリーンからゴールド免許になります。
ゴールド免許は5年以上免許を所持し、更新し続けていること。
5年間無事故・無違反であること。
これらが条件となります。
ゴールド免許には更新時の教習時間が少なくなったり、費用が安くなったりします。
また、自動車保険の保険料の割引が受けられます。
ショッピングで割引を受けられることもあります。
こうしたメリットもたくさんありますので無事故・無違反を心がけて運転しましょう。
3点以下の違反でも違反の点数がついてしまうと、ゴールド免許に影響してしまいます。
合宿免許や教習所に通っている方は、まだ免許を持っていない状態ですが、ゴールド免許に憧れる方は多いでしょう。
免許を持っていて条件を満たしていれば、誰にでもゴールド免許を取得することができます。
また、2020年9月末にオンラインで講習を受けられるシステムを導入すると発表されました。
オンライン講習が導入されれば希望者はどこでも30分の高ヒュウを受けられます。
講習を受けた上で免許センターや警察署に行くと免許の更新が完了となります。
オンライン化が全国的に進めばゴールド免許のメリットはより多くなります。
みなさんが無事故・無違反を目指していくことでより良い交通環境になっていくでしょう。
合宿免許お役立ち情報編集部
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