運転免許の点数はどうなっている?その仕組みについて解説

2020.8.24 運転免許証
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運転免許の点数とその仕組みについてご説明します。

 

運転免許 点数の仕組み

運転免許には点数があります。

違反などで加点されていく点数なのですが、この点数の仕組みについていまいちよくわからないという方も少なくありません。

この点数の仕組みについて解説してまいります。

 

点数制度について

自動車運転の過去3年の間での事故や違反。

その一つ一つに一定の点数を付して合計点数が一定基準を超えた場合に免許停止・取り消しなどの行政処分を行う制度が点数制度です。

この点数は、付加点数と基礎点数とに分かれています。

免許点数表に基づいて加点されるのが基礎点数。

違反などが原因での交通事故やその際の措置義務違反が付加点数です。

違反行為も大きく2つに分けられます。

その内訳は、「一般違反行為」と「特定違反行為」の2つです。

 

一般違反行為

特定違反行為に当てはまらないその他の違反が一般違反行為です。

内容としては、反則金を収めるものから免許取り消しまでの違反です。

1点から25点までの加点を違反行為に応じて受けることになります。

 

特定違反行為

危険性が非常に高く悪質な違反行為が特定違反行為です。

そのため、反則金の納付では済まないような違反が、特定違反行為にあたります。

 

その内容は、以下の4つです。

1.酒酔い運転または麻薬等運転

2.運転殺人等又は運転傷害など(自動車等の運転により人を死傷させ、又は建造物を損壊させる行為で故意によるもの)

3.救護義務違反(ひき逃げ)

4.危険運転致死傷

 

いずれの違反も誰から見ても非常に危険かつ悪質だとわかり、本人の意識・行動によって避けることのできるものです。

そのため、加点も一般違反行為よりもかなり重く、すくなくとも35点、最大で62点もの加点をされることになります。

これらの違反をした場合、どのような理由であっても免許証は取り消しになります。

また、交通裁判を受けたうえで交通刑務所に収容されることになります。

特定違反行為は、それだけ重い違反行為です。

交通事故を起こした場合、被害者も加害者も人生に取り返しのつかない大きな傷を残してしまうことも多いです。

 

免許点数の確認方法

広い教習所

運転中に交通事故・違反を起こしてしまうと、違反や事故の種類に応じて免許証に点数が加算されていきます。

よく勘違いされるのですが、免許証にもともと点数があり、そこから減点されるわけではないのです。

持ち点はもともと0点であり、違反をすることでそこに加点されていくのです。

教習所へ通って取得しても合宿免許を通じて取得しても、もともとの持ち点「0点」は変わりません。

違反による累積点数が一定の基準を超えると免許証の停止・取り消しなどの処分を受けることになります。

そのため、この一定の基準からの逆算で残り点数を考える方がいるため、減点方式であるとの勘違いがうまれたのです。

累積点数は、過去3年間の違反・事故の合算です。

ただ、事故を起こしてしまってもそれから1年の間無事故無違反であれば点数は0に戻ります。

また、免許停止・取り消しの処分を受けたのち、無事故・無違反でその期間を経過することでも点数は0に戻ります。

 

免許の違反点数がリセットされるための条件

免許の違反点数のリセットされる条件をみていきましょう。

 

回復・復活

違反点数は、一定の条件を満たすことでリセットされます。

0点の状態に回復するのです。

このときの条件とは以下のようなものです。

 

・運転免許停止処分を受けてから停止期間が経過したとき

・最後の違反や事故から1年以上の無事故無違反の免許期間が経過したとき

 

違反点数が、免許停止になる基準を超えた場合、その段階での累積違反点数に応じて免許停止期間が決定されます。

免許停止の期間は、最大で180日です。

その間、何もなければ違反点数はリセットされて0点に戻るのです。

また、免許停止自体も終了し、運転免許証は有効なものになります。

 

消滅

免許停止期間を除いて、1年以上無事故無違反である場合、累積した違反点数は消滅します。

また、免許停止期間を除く2年以上の無事故無違反があり点数が3点以下である軽微な違反行為をしている場合その後3ヵ月以上の免許期間無事故無違反であれば違反点数は消滅します。

免許の点数はこのような条件でリセットされます。

ですが、そもそも違反点数を加算しないことが最も免許停止・取り消しにならないための大切なことです。

常に安全運転を心がけ、違反・事故を起こさないようにしましょう。

 

免許停止・取り消しになる点数

違反点数が6点になれば、免許停止。

12点になれば、免許取り消し。

となります。

免許停止になると、運転免許証のすべての機能が停止します。

普通自動車免許が免許停止になれば、自動二輪や大型車などの他の免許も同時に停止となります。

これは、免許取り消しに関しても同様です。

免許取り消しになれば、すべての運転免許証が機能停止となり、再度免許を取得しなければなりません。

再度教習所へ通ったり、合宿免許に行ったりしなければいけなくなりますので、そうならないように安全運転を心がけましょう。

 

おわりに

運転免許の点数やその仕組みについてご説明しました。

点数の仕組みについて知っておくことは良いことです。

ただ、もっともいいのは、やはり事故・違反を起こさないことです。

現在、教習所へ通っている方も合宿免許で取得を目指している方も取得前から注意しましょう。

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公道に出てからは特に注意して日々の運転を行うように心がけましょう。

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合宿免許お役立ち情報編集部

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