教習所の学科試験の問題の内容は?ポイントをおさえて一発合格
2019.4.2 免許取得のコツ運転免許を取得するには、学科・技能それぞれの試験に合格しなければなりません。なかには、学科試験に不安を感じる人もいるようです。
しかし、恐れることはありません。コツやポイントをおさえて臨めば、誰でも合格することができます。
教習所の学科試験は難しい?
教習所に通うようになると、実際に車に乗って行う技能教習とテキストを使った学科教習を受けます。そして、それぞれの試験をパスしなければなりません。
「学科試験が苦手」免許を取った人から、そのような話を聞いたことはありませんか?そのことで、きっと難しいのだろうと思ってしまった人もいるでしょう。
しかし、学科試験は難しいものではありません。落ち着いて取り組めば、誰もが一発合格を十分に目指せます。
学科教習のボリュームと内容
普通自動車免許には、『MT車』と『AT限定』があります。技能教習の時間は多少異なりますが、学科教習はどちらも同じです。
第1段階では10時限、第2段階では16時限、合計26時限の学科教習を受ける必要があります。教習所では、学科の授業にビデオを使用するなど、理解しやすい工夫をしています。
学科試験は、基本的に〇×形式の問題です。授業をしっかりと受け、教科書の要点を頭に入れておけば、迷わず解けるでしょう。
暗記項目はそれほど多くないので、苦手意識を持たないことが大切です。例としては高速道路に関する内容、基本的な標識標示、車の種類、追い越し・追い抜き、駐停車禁止などが挙げられます。
教習所では効果測定や仮免試験を受ける
学科教習の第1段階を修了すると、『効果測定』を受けます。これは『仮免学科試験』の予行練習といえるものです。
効果測定では過去問がよく用いられており、自分の弱点や苦手分野を知ることができます。これは、仮免学科試験だけでなく『本免学科試験』に対しても、大きなメリットになります。効果測定をパスすれば、とても自信がつくでしょう。
仮免学科試験に合格すると、公道での教習になります。試験が多いと思うかもしれませんが、段階を踏んで進むので心配しなくても大丈夫です。
学科試験の問題をクリアするポイント
きちんと要点をおさえておけば、学科試験も恐れる必要はありません。学科教習でも、出題される可能性が高い部分は丁寧に教えてくれます。
学科試験で足踏みしてしまう人もわずかにいるでしょう。しかしそれは、勉強するポイントが少しずれているだけの場合が多いのです。
問題文に慣れよう
試験問題には、普段の会話とは違う言葉づかいや言い回しが多く見られます。そのため、問題の内容以前に文章への抵抗感を抱いてしまう人がいるのです。
堅い文章だと感じてしまい、すんなりと理解できないと思う人もいるでしょう。しかし、問題文に慣れさえすれば、書かれている中身はそれほど難しくありません。
言葉づかいや言い回しに抵抗感を持たないためには、過去の問題文をたくさん読んで文章に慣れてください。慣れると自然に問題の意味が分かり、スッと解けるようになるでしょう。
未満、以下の読み間違いに注意
『言葉の意味』をよく理解しておくことも大切です。言葉の理解があいまいだと、正解できる問題も間違いかねません。
例えば、数値を表す『未満』と『以下』の違いです。未満はその数値を含めず、以下はその数値を含めます。
時速30km/h未満で走りなさいと言われた場合、30km/hで走ると違反になります。一方、30km/h以下で走りなさいと言われれば、30km/hちょうどはOKです。
その他、『以上』と『~を超える』の違いなどもあります。過去問に出てくる言葉の意味は、よく理解しておきたいものです。
言い回しに注目
言葉の意味と合わせて『言い回し』にも注目しましょう。なかには、とてもあいまいな表現の問題があるのです。
例えば、「~しなければならない」が正解のケースで、問題が「~したほうがよい」となっていることがあります。言い回しとはこのようなことです。
「停止しなければいけない」と分かっているのに、「停止したほうがよい」に〇をしてしまうなどは、とてももったいない間違いなので気を付けましょう。
学科試験の問題の勉強方法
学科試験は、それほど不安を持たなくても合格できます。しかし、教習所の授業だけで学科試験に合格できるかというと、そうではありません。
そこで、どのような勉強方法があるのかを見てみましょう。
アプリで手軽に学習
スマートフォンのアプリを上手く活用してみましょう。検索すると、学科試験をサポートしてくれるアプリが見つかります。
なかには過去問をベースにして、1000問以上の参考問題が無料で掲載されているものもあるのです。
問題集も販売されている
教習所で配布される教科書以外に、書店には学科試験用の問題集もあります。問題集を使って勉強することもおすすめです。
問題集では、多くの教習生が間違えやすい問題を重点的に学べます。そのため、解いていくうちに自然と理解が深まり、力が付いてくるのです。
ひっかけ問題の対策もできる
教習所の教科書以外にアプリや問題集を使用すると、ひっかけ問題の対策もできます。仮免学科試験も本免学科試験も、合格ラインは90点以上と高めなので、これは意外に重要なポイントです。
「未満・以下」といった言葉や「~しなければならない・したほうがよい」などの言い回しには、慣れが必要になります。それらへの対策に、アプリや問題集は力を発揮してくれるでしょう。
まとめ
慣れない学科試験に、不安や抵抗感がある人もいるかもしれません。しかし、ほとんどの人がきちんと合格し、運転免許を手にしています。
それは、誰もが合格できる試験であることを示しており、何も心配はいりません。コツやポイントをおさえて、一発合格を目指しましょう。
合宿免許お役立ち情報編集部
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