自動車教習所の難しいポイントは?ストレート卒業を目指す方法を紹介
2019.4.24 免許取得のコツ自動車教習では、習得するのが難しい実技がいくつかあります。
教習所に通いはじめたばかりの方、これから通う方にとっては実技に不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、実技の難しいところや、実技試験を乗り越えるためのポイントをご紹介します。
実技の難しいところ上位3つ
教習所では自動車運転の実技について学びますが、その中でも特に苦戦する人が多いとされる難しい実技3種をご紹介します。
縦列駐車
『縦列駐車』は、一列に並んで停止している車の間に自分の車を停車させる技術です。運転技術の中でもかなり難しい部類に入ります。
卒業検定ではクリアできたとしても、実際に運転免許を取得した後にはできなくなっている人も多いようです。熟練のドライバーでも苦手な人が多く、教習所の実技試験ではかなり苦労することが予想されます。
坂道発進
坂道で発進するのも難しいテクニックの一つです。エンジンがかからずに坂を下りそうになり、教官にブレーキを踏まれるといった失敗をした人も多いのではないでしょうか?
AT車でも、勾配がきつい坂では苦労することがあります。特に難しいのがMT車です。クラッチのタイミングや、パーキングブレーキの技術が求められることになります。
クランク
『クランク』は、直角の急カーブがつながっている道路のことです。特にカーブの曲がり方が逆になっている『S字クランク』は、実技教習の最大の鬼門と言っても良いでしょう。
ハンドルの切り返しがポイントなのはわかっているのですがなかなかうまくいかず、再履修になる人も多いようです。
技能試験をクリアするコツ
ここまで紹介した難問の他にも『S字カーブ』『バック駐車』など、難しい実技はたくさんあります。これらの実技がクリアできないと、教習所を卒業して運転免許を取ることはできません。
これらの技能試験をクリアするためになにをすれば良いか、コツをご紹介します。
恐怖心を克服する
運転が苦手な人は、苦手意識や恐怖心を持っている場合が多いのです。
公道で車とぶつかりそうになったり、カーブで膨らみすぎて脱線しそうになったりといった、経験からくるマイナスの感情を克服する必要があります。
方法としては、教官または親しい人間に相談すると良いでしょう。同じ経験を持つ人に話を聞いてもらい、アドバイスをもらうのも良いかもしれません。
何度か乗っているうちに、自然に克服できるパターンもあります。苦手意識をそのままにせずに向き合うことが大切です。
自主練習する
自主練をして技術向上に努めるのも有効です。教習所の中には、実技が苦手な人のために貸しコースを用意している場所もあります。
車については自分で用意する必要がありますが、レンタカーの利用や、免許取得のために家族に貸してもらうといった方法を採っても良いでしょう。公道やコースを下見して、イメージトレーニングをしてみるのも本番での成功率を高めてくれます。
学科試験対策も必要
自動車運転の教習というと、どうしても実技の方にばかり目が向きがちですが、学科試験でも気を抜くわけにはいきません。学科試験対策もしっかりと練っていきましょう。
学科に合格しないと免許は取れない
自動車の運転免許を取る過程で、仮運転免許と本運転免許を取得する2回の学科試験に合格する必要があります。
特に仮運転免許の学科試験では、合格しないと第2段階に教習が進めないことからも、合格までの期間にかなり関わってきます。
本運転免許では、むしろ学科試験がメインです。公安委員会の公認教習所では、卒業試験に合格すれば実地試験が免除され、学科試験に受かれば免許の取得になるので、最終関門は学科試験ということになります。
テキストの読み込みと問題演習が大切
学科試験で合格するには、テキストの読み込み、そして問題を数多くこなすことが重要です。
学科試験では意地悪な問題も多く、引っかかる人が毎年多くいます。テキストを良く読み込んで出題者の意図を正しく理解することがポイントです。
そして問題の数をこなすことも重要になります。特に教習所発行の演習問題に力を入れていきましょう。書店で売っているようなテキストよりも、実際の学科試験を研究して作成されています。
間違えやすい、難しい問題を理解しよう
学科試験の問題は、「煙草を窓から投げ捨ててはならない」といった常識の範囲でわかる問題から、見間違えやすい標識の区別、言い回しにより誤答を誘発しやすい問題など難易度がピンキリです。
出題範囲と傾向は対策できますので、難しい問題については本番前にしっかりと対策を練っておくことが重要になります。
まとめ
自動車の運転免許を取る上では、やはり実技に手こずる人が多いようです。S字クランクや坂道発進、縦列駐車などは運転免許を取れてからも苦手な人が多いですが、できるようにしないといけません。
また、実技の方が話題になりがちですが、2回の学科試験にも合格する必要があります。
これらの難問をクリアするためには、苦手な問題にはしっかりと対策を立てて臨むことが肝心です。教官や教習所の仲間、免許を持っている身近な人からアドバイスをもらいつつ、日々の努力を重ねていきましょう。
合宿免許お役立ち情報編集部
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