教習所で難しいポイントは?教習や試験をクリアするコツを解説

2019.4.2 免許取得のコツ
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自動車免許を取得するための教習所では、次々と訪れる難関に挑まなければいけません。「教習所は難しいことだらけ」そんなイメージを持っている人もいるでしょう。しかし、実技も学科もポイントをおさえて臨めば、不安を抱く必要はないのです。

教習所が難しいのはなぜ?

教習所が難しいのはなぜ?
自動車教習所では、大きくわけて2通りの教習を受けます。実際に車を運転する『実技教習』と、標識や運転ルールを学ぶ『学科教習』です。

そのどちらも、技術も知識もなければ難しいと感じるでしょう。ときには、実技教習が上手くいかず、また学科教習の内容が頭に入らず、戸惑うこともあるでしょう。

しかし、それはある意味で当然のことといえます。自動車教習が簡単なものであってはいけない理由はきちんとあるのです。

教習所は人命を預かるドライバーを育てる所

車はとても便利な道具です。同時に、人の命を奪う可能性のあるとても危険なものでもあります。

『走る凶器』ともいわれる車は、安易な気持ちで運転するべきではありません。重大事故を起こしてしまっては、被害者だけではなく、運転者自身にも大きな損失が生まれるのです。

自動車教習所の運営にかかわる人たちは、『人命を預かるドライバーを育てている』という高い意識を持っています。それだけに、ときには教習生に厳しい指導もします。

教習所は仮免許試験が難しい?

教習所は仮免許試験が難しい?
教習所では、いくつかの山場といえる関門があります。その一つが『仮免許試験』です。「仮免、落ちちゃったよ」そんな話しを耳にしたこともあるのではないでしょうか。

実技・学科ともに試験をパスしなければならない仮免許試験は、確かに簡単な試験ではありません。真剣に臨むことが求められます。

しかし、これまでに免許を目指した人の多くが合格しているという事実があります。要点をおさえてチャレンジすれば、合格はすぐそこなのです。

減点方式の技能試験が難しい

仮免における技能試験は、100点満点からの減点方式で行われます。1種では70点、2種では80点を下回ると不合格です。

実際の運転以外にも、乗車前の点検なども試験対象です。習ったことを、確実にこなしていくことが大切です。

車庫入れなど必須の操作をきちんと行うことは、もちろん大切です。加えて、走行がフラフラしていないか、常に周囲の安全に目配りしているかと言った点も見られています。

減点方式のため、ミスを自覚すると、もう次がないのではないかと不安になります。しかし、冷静な気持ちを保ちながら、正確な運転を心がけましょう。

学科試験は90%以上の正解必須

学科試験では、公道で運転するために必要な法律の知識や運転マナーが身についているかを、筆記試験で行います。ここでは、100点満点中90点以上を取らなければなりません。

仮免では、第1段階の学科範囲から、マルバツ式で50問出題されます。つまり、45問以上正解させる必要があるのです。

『90点以上』と聞くだけで、反射的に難しいと感じてしまう人が多いようです。しかし、教習所では試験に出やすい重要な範囲をしっかり教えてくれるので、そう心配はいりません。

難しい実技教習をクリアするコツ

難しい実技教習をクリアするコツ
実技教習には、難関とされるものがあります。多くの人が苦労する実技教習について、クリアするためのコツを伝授します。

クラッチのタイミングが難しい 坂道発進

「クラッチを上手くつながないと、後ろに下がってしまう」そんな不安がよぎるのが『坂道発進』です。苦手とする人が多いものの一つです。

ATでは、ブレーキとアクセルを踏みかえるだけなので、特に心配はないでしょう。問題は、MTです。上達には、クラッチをつなぐタイミングを練習するしかありません。

心配ならば、教習所でもアドバイスされるように、サイドブレーキを使っての坂道発進をしましょう。これは試験でも減点対象にはならないので、不安であれば活用すべきです。

だれもが難しいという 縦列駐車

一列に並ぶ自動車の間にバックしながら駐車する『縦列駐車』も、難しいと感じる人が多いです。免許を取得した後でも、いまだに苦手だという人も珍しくありません。

縦列駐車では、まず隣の車との間を1m空けておきます。そして、ゆっくりとバックし、隣の車とリアバンパーの位置が同じになったら、ハンドルを左に切りさらにバックします。

そして、車が45度の角度になったらハンドルを直進に戻します。まっすぐバックして、隣車の右リアバンパーの角が自分の車の中ほどにきたら、ハンドルを右に切りバックです。

車が隙間に入ったら、自分の車の向きを真っすぐに調整しましょう。これで、縦列駐車が完了です。

脱輪しそうで難しい S字カーブ

S時に曲がりくねった細い道を進む『S字カーブ』では、脱輪が不安になるものです。これをクリアするコツは、どこにあるのでしょう。

カーブ外側の前輪(左回りのときは右前輪)は、思い切り縁石に近づけるようにします。そして、内側の前輪は、道幅の中央を走っているイメージで進んで行きましょう。

もし、脱輪しそうになったら「ハンドルを反対にめいっぱい切り、少しバックして調整する」という基本を、慌てずに思い出しましょう。対処法をしっかり覚えておくことが大切です。

流れにのるのが難しい 高速教習

出し慣れていないスピードに戸惑うのが『高速教習』です。流れに乗るための教習なので、遅くても安全ならばいいというわけにはいきません。

走りはじめ、ある程度スピードが出たら、サイドミラーで後方車を確認します。十分な車間距離があったら、ウインカーを出してゆっくりと車線変更です。

そのとき、緊張で目の前ばかり見ないようにしましょう。スピードは速いと、先のほうまで見渡すことが大切です。近くばかり見ると、かえって事故につながりやすいので注意が必要です。

まとめ

自動車教習では、誰もがどこかで苦労するものです。その内容は、人それぞれ違います。実技教習にも得意・不得意がありますし、学科が苦手という人もいるでしょう。

しかし、常に冷静に、かつしっかりと学んでいけば、ほぼすべての人がクリアできると信じることが大切です。教習や試験のコツとポイントをおさえて、運転免許取得を果たしましょう。

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