教習所のキャンセル料はいつから発生する?相場はいくら?
2019.6.20 免許取得のコツ実技講習で予約を入れてみたのは良いものの、当日に別の用事が入ってしまいキャンセルをすることもあるでしょう。
その場合にキャンセル料は発生するのか、またいくらかかるのかといった相場について解説します。
キャンセル料はなぜかかる?
サービスを受ける際に、予約をキャンセルすると『キャンセル料』が発生することがあります。実際にサービスを利用するわけではないのに、なぜキャンセル料が発生するのでしょうか?
教習所も同じです。講習を受けないにもかかわらずなぜキャンセル料が発生するのかを解説します。
無断、当日キャンセルの抑制
キャンセル料には、当日の急なキャンセルや無断キャンセルを防ぐ意味合いがあります。
教習所側でも、当日に教官のスケジュールや教習車を抑えるといった手間が発生しますし、その分のコストがかかります。キャンセルが多発した場合に赤字になってしまうのです。その補填の役割もあります。
しかし最大の目的は、キャンセル料を取ることで、キャンセルを気軽に行うことを防止することです。
教習生側からすれば、講習を受けるわけでもないのに取られるキャンセル料は完全に無駄な出費です。予約だけして当日の予定次第でキャンセルをする、といった行動を抑える意味合いが大きいと言えます。
他の生徒の教習機会を奪うことを防ぐ
キャンセルがあると、そのスケジュールに穴が空きます。本来、他の学生が学べたはずの時間を奪ってしまうことになるのです。
教習所側はキャンセル待ちなどで対応しますが、それでも教習生にとっては待ち時間が発生します。待ち時間が多くなれば、不便さを感じて教習生が減ってしまうという、教習所側にとってのリスクもあるでしょう。
そういった機会損失を防ぐために、キャンセル料を取る教習所が多いのです。
キャンセル料の相場はいくら?
実際にキャンセルした場合にいくら程度かかるのか、キャンセル料の相場について解説します。
自動車学校により差がある
基本的に学科では予約もキャンセルも必要がないため、キャンセルをするのは実技講習のみです。キャンセル料は自動車学校によってまちまちで、2000円程度の場合もあれば、それ以上に金額がかかるところもあります。
基本的には数千円程度が相場と言えますが、まずは自動車学校のHP等で確認をしておきましょう。
高いところでは5000円程度かかる
キャンセル料は、高額な場合だと5000円程度かかる教習所もあります。また、本来の教習費の50%程度が発生する教習所も見受けられます。
特に、無断で欠席するなどの悪質と取られるケースについては100%の教習費をそのまま取られることもありますので、注意してください。
電車の遅延などでもキャンセル料が発生するといった厳しい条件を設けている教習所もあります。
いつから発生するかは教習所により異なる
キャンセル料は、キャンセルをすれば必ず発生するというわけではありません。余裕を持ってキャンセルをすれば発生しないケースがほとんどです。
当日キャンセルや、当日の数時間前までキャンセルを認めている教習所もあれば、前日の何時まで、と指定されているケースもあります。教習所によって規定が異なり、一律ではありません。
教習所のHPに記載がある場合がほとんどなので、まずはサイトを訪問してみましょう。
キャンセル料に関する疑問
実際にキャンセル料を払うことになってしまった際の疑問について解説します。キャンセル料の支払い方法や、未払いペナルティについて見ていきましょう。
キャンセル料の払い方は?
結論から言ってしまえば、これも教習所によって異なります。典型的な例としては、デポジットから支払う、次回教習時に支払う、オプションの教習回数が1回減らされるといった重いペナルティを科される場合もあります。
支払い方法についても、現金・銀行振り込み・ローンなどのどれに対応しているかは教習所次第です。各教習所に問い合わせる必要があります。
払わないとどうなる?
キャンセル料を支払わずにいると、次の講習が受けられないといった対応をしている教習所がほとんどです。次の講習もキャンセルすることになるので、また新たにキャンセル料が発生します。
教習期限は法令によって「9カ月を越えないこと」が原則として定められています。さらに修了から3カ月以内に修了検定を受けなければなりません。
払わないままこの期限を過ぎてしまうと、再度教習課程をいちからやり直さなければならないといった事態に発展してしまいます。
まとめ
キャンセル料の支払いは、キャンセルを多発されることによって発生する無駄なコストを防ぎ、また他の教習生の学習機会を守るという抑止力としての意味合いが強くあります。
キャンセル料は数千円が相場ですが、細かい金額やキャンセル料が発生する条件、支払い方法は教習所によって異なるので、あらかじめ教習所のHPなどで確認しましょう。
キャンセル料を払わずに放置しておくと、次の教習が受けられずに、最悪の場合は最初から教習課程をやり直さなければならなくなります。無駄な出費を抑えるためにも、できればキャンセルは極力しない様に、予定を調整しましょう。
合宿免許お役立ち情報編集部
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