自動車教習所で実施されるテストとは?免許取得までの流れを紹介
2019.6.20 免許取得のコツ運転免許を取得するためには、本免学科試験の前にも、自動車教習所で行われるテストにも合格しておかなければなりません。
今回は、教習所のテストは何回あるのか、また免許取得までの一般的な流れについても合わせて解説していきます。
自動車教習所で実施されるテストとは?
運転免許を取るためには、免許センターで受験する本免学科試験を受ける必要があります。
しかし、この本免学科試験を受けるためにも、教習所で行われる試験に合格しておかなければなりません。そのテストの内容について詳しくご紹介します。
仮免学科試験
仮免試験には、『学科試験』と『実技試験』の2種類があり、このうち道路交通法などに関する筆記の問題を『仮免学科試験』といいます。
仮免学科試験は、第1段階の教習が終わった時に必ず合格しなければなりません。
仮免学科試験に合格できないと、路上教習ができません。習得しなければ、その後の第2段階の教習における高速道路や路上での実技教習に支障をきたします。
学科試験の内容は、○×問題の50問、制限時間は30分で90点以上が合格ラインです。合格できない限り、同じ試験をやり直すことになるので注意しましょう。
1回ごとに受験料がかかる
仮免試験は1回受けるごとに受験料が発生します。受験料については、自動車学校によって異なりますが、学科試験は2000円前後であることが多いようです。
初回と2回目以降の料金が違うことが多々ありますので、料金については自動車学校のWebサイトに記載されている料金表などから確認しましょう。
合格しないと教習期間が伸びる
試験に落ちたからといって、重いペナルティが発生するといったことはありませんが、デメリットはあります。
仮免学科試験に合格できないと仮免許証の取得ができないので、一般道路による実技研修ができません。教習期間が延長し、その分費用や時間がかかることになります。
教習所のテストに関する疑問
テストの難易度や何回まで仮免試験を受験できるのかといった、自動車学校でのテストに関する疑問について解説します。
テストは難しい?
前述したように、仮免試験における学科試験の合格ラインは90点と、かなり高めに設定されています。また、実技試験に関しては持ち点100点からの減点方式となり、70点以上が合格ラインです。
合格のハードルは高めですが、問題が○×形式である点と、出題範囲がすべて第1段階で習ったことの中からの出題になるので、問題自体の難易度はそう高くはないようです。しっかりと復習しておくことが明暗を分けます。
何回まで受験できる?
仮免試験は何回でもチャレンジできます。ただし、前述したように再試験には料金が発生するので、できるだけ少ない回数で合格するのが理想的です。
実技試験の場合は、試験に落ちた場合に補修講習を受けなければ再試験ができないといった規定を設けられているケースもありますが、特に回数制限を設けるものではないことは覚えておきましょう。
ただ、法令によって教習所は9カ月以内に卒業することが義務づけられていますし、仮免の習得から本免の習得までの期間は6カ月です。
それ以上にかかる場合には教習課程をやり直さなければならなくなるため、その期間内で合格していく必要があります。
教習所のテストを1回でパスするコツは?
テストは可能であれば1回で合格する方が望ましいです。そのためにどんな勉強をすべきか、コツや抑えるべきポイントについて解説します。
教習所のテキストを読み込む
結論から言えば、教習所のテキストを読み込み、教習所が用意している問題を解くことが最も効率の良い方法です。
教習所では、仮免・本免ともに合格率や学生の回答傾向を把握しています。不正解の多い問題を丁寧に解説する、試験前の効果測定で不正解の多い問題に類似したものを出題するといった対策を行っている場合が多いのです。
学科試験の問題は各都道府県の公安委員会が作成しています。教習所では問題対策を学生以上に研究し、合格率を高める工夫をした上でテキストや問題を作成しています。
そのため、書店などで販売している書籍などよりも、まずは教習所のテキスト内容を完璧に把握することが、合格への近道と言えるでしょう。
数をこなすより復習が大切
試験は何度も受けられますが、受からなかった時はまずどんな部分で減点されたのか、しっかりと復習していくことが重要です。
現状、苦手な分野があるにもかかわらず再試験を受けたとしても、同じところを間違えてしまう可能性もあります。
試験には1回合格すればいいわけですから、まずは落ち着いて問題点を洗い出してから再試験に臨みましょう。
まとめ
運転免許証を取得する上で合格が必要な試験は、仮免試験と本免試験の2種類です。このうち、仮免試験は教習所で受けることになります。
仮免許証が取得できないと実地試験ができずに、次の教習に移れません。ペナルティはありませんが試験のたびに料金が発生するため、なるべく早く合格しておきたいところです。
そのためには、教習所で出されたテキストの読み込みや、問題をこなすことがもっとも有効な対策と言えるでしょう。
仮に試験に落ちてしまった場合は、すぐに再試験をせずに不正解だった問題を復習してから再試験に臨む方が、合格する可能性も高くなります。
合宿免許お役立ち情報編集部
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