【合宿免許】S字クランクで成功するコツや注意点について
2021.6.18 免許取得のコツ合宿免許や教習所に通っている方は、必ず試験で「S字クランク」のコースを運転します。
教習中は1回も脱輪したり、縁石に乗り上げたりしなかったという方もいらっしゃるでしょう。
中には何回も脱輪や乗り上げをしてしまったり、切りかえしを多くしてしまったりした方もいるかと思われます。
教習中は何回失敗してもかまいませんが、試験の際はあまり失敗できません。
何回もの練習のうちに失敗してコツを掴むことが大切ですので気を落とす必要はありません。
そこでこちらの記事では、合宿免許や教習所でのS字クランクに成功するコツや注意点などについてご紹介いたします。
S字クランクの幅などや自動車の大きさ
現在合宿免許や教習所に通っている方で、S字クランクが苦手という方も多いのではないでしょうか。
合宿免許や教習所を無事に卒業しても、苦手意識がまだあるという方も多くいらっしゃいます。
教習所にあるS字クランクの道幅や円の大きさ、曲がり具合などは一律で決められているのです。
普通車の場合にS字は道幅が3.5mで弧の長さが8.8mくらいで円の半径が7.5mです。
クランクは、道幅が3.5mで出入口の長さが4mで角の長さが12mです。
そして一般的に教習所で使われている自動車の車幅が約1.8mで全長が約4.5m最小回転半径は5.3mです。
この数値を見ると実際の幅は、約車2台分の道幅があるという事が分かります。
車幅などがギリギリに感じて通るのが怖いと思っている方は、これらの数値を参考にしてみてください。
道幅はみなさんが思っているより余裕があるつくりになっております。
そのため、車体感覚を掴むことがポイントと言えるでしょう。
目安として自分の右足が右の前輪、助手席に座っている教官の左足が左の前輪というイメージをしてみてください。
S字クランクのコース全体の形を把握して、どんな進路で進んでいくのかイメージしてみることが大切です。
S字のコツ
S字はカーブの連続です。
1つのカーブをクリアしてももう1つのカーブも曲がりきらないといけません。
しかし普段の運転でいきなり大きくハンドルをきることはありません。
急ハンドルのように急がつく運転はしないようにと教わります。
S字クランクのコースを走行しているときでもハンドルは微調整をするくらいだと言えます。
そこで、すぐに実践できるS字のコツをご紹介します。
外側を走行しましょう
S字クランクの成功のコツで基本となるのが「内輪差を意識すること」だと言えます。
交差点などでは、曲がる方に少し寄るといった説明を受けたかと思います。
しかしS字では内側に寄ってしまうと脱輪する可能性が高くなります。
そのため、できるだけ外側に寄って通ると良いでしょう。
曲がりきれる余裕が生まれます。
見るべきところを見て運転する
上記でもお伝えしたとおりS字クランクの道幅と車幅には余裕があります。
それを知っていないとぶつかったり、脱輪したりしないかと不安になり色んな所を見て確認する作業が多くなります。
そんな確認をしているとコツなどを忘れてしまうでしょう。
そのため、見るべきとことだけに視線を向けるということがコツとなります。
曲がる方向の内側の後輪が脱輪しやすいので、この後輪の位置に気をつけます。
もう一方の外側の前輪はぶつかりやすいので自分が座っている位置を意識してみましょう。
目線を下げたりしないで、行き先に視線を向けることが大切です。
右→左のカーブの場合
右折をしてコースに入る際は、入り口も内輪差を考えて入る必要があります。
そしてカーブの先を意識して右後輪が脱輪しない進路になるよう左側(外側)に沿ってカーブを曲がりましょう。
1つ目のカーブを曲がり切ったらコースの中心を通るイメージで走行します。
続いて左後輪が脱輪しないように右前輪をカーブに沿って曲がります。
出口では右折する場合、内輪差を気にして少し左に寄っていると良いでしょう。
左折する場合には右に寄っていると曲がりやすいです。
左→右のカーブの場合
基本的な操作は右→左カーブのときと一緒です。
左折でコースに入る際に注意点があります。
内輪差に気をつけることも1つですが、巻き込みにも注意が必要です。
交差点の左折と同じように巻き込み確認を必ず行いましょう。
脱輪を気にしてばかりいると右の前輪が縁石にぶつかりますので、右振りにも気をつけます。
S字クランクで失敗した時の対処法
試験などの際に「緊張してぶつかってしまった」「このままいけばぶつかるかもしれない」という場面で、指導員は「ちょっとバックしようか」などと指示してくれません。
そのため、そういった場面においての対処法をご紹介します。
S字クランクを走行中に前輪や後輪が縁石にぶつかったり脱輪したりしたと感じた場合、すぐに停止します。
ぶつかる前に気づいて止められる方が良いので察知することも重要です。
前輪が縁石にぶつかった(脱輪した)場合
前輪がぶつかったときは大回りしすぎているということです。
右の前輪がぶつかった場合は、右にいっぱい回しながらバックします。
左の前輪がぶつかった場合は、左にいっぱい回しながらバックします。
ここでの注意点は前輪がぶつかっているので、タイヤが引っかかりハンドルを回せないことがあります。
そのため一度そのままバックして、タイヤと縁石の隙間ができてからハンドルを回しで見ましょう。
バックしきった時にハンドルが左右のどちらかに向いた状態ではなくまっすぐに戻すことを忘れないようにしましょう。
後輪が縁石にぶつかった(脱輪した)場合
後輪がぶつかった場合は小回りしすぎている時です。
そのためハンドルはそのままバックして問題ないです。
通れるところまでバックしたらハンドルをまっすぐに戻してから再挑戦しましょう。
おわりに
今回は合宿免許や教習所でのS字クランクに成功するコツや注意点などについてご紹介いたしました。
内輪差について、落ち着く、スピードを落とすなどと言った基本的なことに加えたコツをご紹介しました。
しかし、合宿免許は約2週間しか教習期間がありませんので試験の前になると焦る気持ちが強くなるかもしれません。
教習を受けられる回数はみんな同じです。
宿舎に戻ってイメージトレーニングで予習しましょう。
合宿免許や教習所に通っている方で多くの方が苦戦するS字クランク。
まずはコース全体を把握して、進路をイメージすることが大切です。
そうすることでスムーズに走行できる可能性があります。
狭い道路ではあるので、速度を落として、内輪差に注意することで脱輪などが防げるでしょう。
合宿免許や教習所に通っている方は、隣に座っている指導員にコツを聞いてみるのも一つの方法です。
手取り足取り教えてもらえる方がイメージしやすいし感覚が掴みやすいかもしれません。
運転するにあたって目線やハンドル操作はS字クランクだけではなく全体を通して大切なことです。
合宿免許や教習所に通っている方でポールを目印にしている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、公道に出るとポールなどない場合が多いです。
そのためポールだけに頼らず感覚を掴むことが大切です。
見えていないタイヤの位置をイメージしながら、縁石にぶつからないように運転することを心がけましょう。
教習所では早くコースを通過することが重要ではありません。
適切なハンドル操作で感覚が適当なのかを確かめております。
今回紹介したことを試験などの際に参考にしてみてください。
合宿免許お役立ち情報編集部
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