教習所は最短何日で卒業できるの?必要な日数を計算しよう
2019.4.2 免許取得のコツ自動車免許を取るには教習所に通う必要がありますが、教習所を卒業するためには最短でどれほど時間がかかるかご存じですか?
本記事では、教習所を卒業するために必要な最短日数の目安や、最短で卒業しやすい狙い目の時期などを紹介します。
教習所は最短でどのくらいで卒業できる?
教習には『学科』と『技能』の2種類があり、教習ごとに必要な時限数が異なります。最短で卒業するためには、少なくともどれくらいの時限数が必要になるのでしょうか。
学科教習と技能教習の最短時限数
学科教習と技能教習は、どちらも『第1段階』と『第2段階』に分かれています。
学科教習の第1段階は、路上で車を運転するために必要とされる基本的な知識や心構えなどを学ぶもので、時限数は10時限です。第2段階はより発展的な知識を学習するため、時限数も16時限に増えます。
技能教習の第1段階は、教習所内で基本的な運転技術を練習し、必要な時限数はMT車免許で15時限以上です。路上での運転を練習する第2段階になると、19時限以上の時限数が必要になります。
MTとAT、それぞれの卒業までの最短日数
教習を終えるために必要な時限数は、学科教習はMT車免許もAT車限定免許も同じです。ただし、技能教習に必要な時限数は、MT車免許とAT車限定免許で違ってきます。
MT車免許の場合、技能教習は第1段階で15時限以上、AT車限定免許の場合は12時限以上とやや少なく設定されています。第2段階は、MT車・AT車限定共通で19時限以上です。
学科教習と技能教習の時限数と合わせると、卒業までにかかる最短時限数はMT車免許で60時限、AT車限定免許で57時限になります。
技能教習は1日の上限が決まっている
一気に教習を受ければ、必要な時限数を早くクリアできると考える人もいるでしょう。しかし、技能教習は1日に受けられる上限数が決まっています。
第1段階の技能教習は2時限、第2段階は3時限が1日に受けられる最大時限数です。また『道路交通法施行規則』によって、2時限連続で技能教習を受けた場合は1時間の休憩を挟むことが義務づけられています。
学科教習に制限はなし
技能教習は1日に受講できる時限数が決まっていますが、学科教習には制限がありません。
多くの自動車学校では、昼・夜間あわせて10時間の教習時間を設けています。学科教習・技能教習を受ける時間をそれぞれ工夫して組み合わせれば、無駄のない時間割を作れるでしょう。
狙い目は教習生が少ない閑散期
教習所には繁忙期と閑散期があり、繁忙期に入校してしまうと技能教習の予約がなかなか取れずに苦労することもあります。最短での卒業を狙うのであれば、他の教習生と教習予約が被る心配の少ない閑散期がおすすめです。
教習所の繫忙期と閑散期
社会人になると免許を取る時間が大幅に減るため、多くの人は学生のうちに教習所に通います。そのため、教習所の繁忙期と閑散期は学生の長期休暇に連動しているのです。
学生にとっての春休み・夏休み期間である2~3月や7~8月は教習所の繁忙期で、教習生の数が増えます。一方、学生にとって学校生活が忙しい4~6月や10~11月は教習所の閑散期です。
時間に余裕がある場合は、この閑散期を狙って教習所に通うと良いでしょう。
繫忙期は予約が取りにくい
繁忙期になると、多くの教習生が受講を希望するため、自分が教習を受けたいときに受けられない事態も発生しやすくなります。特に繁忙期の技能教習は、予約を取るのが至難の業です。
これは窓口で相談してもどうにもならないため、逐一予約画面をチェックしたりキャンセル待ちをしたりするしかありません。『自分が教習所に通いやすい時期は他人も同じ』と心得て、あらかじめ計画的に教習スケジュールを組んでおきましょう。
合宿免許の最短コースもおすすめ
連日教習所に通うよりも短期集中型で免許取得を目指したい場合は、『合宿免許』の最短コースがおすすめです。合宿免許にかかる最短日数や、メリット・デメリットなどを紹介します。
最短何日で卒業できる?
教習所でも合宿所でも、1日に受講可能な教習の上限数は変わりません。また、技能教習の場合は2時限続けて受講したら1時間の休憩が必要な点も同じです。
その条件で合宿免許に必要な最短日数を計算すると、MT車免許は16日、AT車限定免許は14日となります。つまり、試験などにすべて1回で合格できれば、最短2週間程度での卒業が可能です。
メリットとデメリットも確認
合宿免許の大きなメリットは、短期間に集中して免許を取れる効率の良さにあります。閑散期であれば費用を安く抑えられる各種割引も多いため、お得に免許を取りたい人におすすめです。
プランによっては地元グルメや温泉を安く楽しめる特典もあり、旅行気分を味わえるかもしれません。
一方で、合宿免許は1日の拘束時間が長く、期間中は他人と過ごさなくてはならないデメリットがあります。また相部屋のプランの場合、知らない人と同室になることが多いため、人見知りであれば部屋でも落ち着かないこともあるでしょう。
これらのことを考慮して、教習所と合宿免許のどちらで最短の卒業を目指すのか、自分に合った方法を選んでください。
まとめ
免許の取得にかかる最短の教習時限数は、MT車では60時限、AT車限定では57時限となっています。
教習所に通う場合は、教習の予約が取りやすい閑散期がおすすめです。どうしても繁忙期にしか時間が取れない場合は、合宿免許という方法もあります。合宿の場合ではMT車は最短16日、AT車限定は最短14日で卒業が可能です。
自分に合った方法を検討して、効率良く最短期間で免許の取得を目指しましょう。
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