踏切での交通ルールについて詳しくご紹介します

2021.4.20 交通ルール・運転
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合宿免許予約ガイド

踏切の交通ルールについて

現在、合宿免許や教習所で踏切についての教習を受け、勉強中の方もいらっしゃるでしょう。

普段から通勤などで車を運転する機会の多い方も多いでしょう。

しかし、毎日運転していても踏切での交通ルールについてしっかりと覚えているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

街のいろんなところにある踏切は危険なことが多いと言えます。

こちらの記事では踏切での交通ルールについて詳しくご紹介いたします。

 

踏切の安全な渡り方とは

まずは踏切の安全な渡り方を確認しましょう。

踏切を渡る時の交通ルールは道路交通法第33条の踏切の通過に定められております。

「踏切を渡る際は踏切の停止線がある場合は停止線で停止し、安全であることを確認してからでないと進行してはいけない」とあり「警報機が鳴り出したらわたってはいけない」、「遮断機が下りてきたら踏切に入ってはいけない」という内容が記されております。

信号機がある踏切の場合は信号に従って進行することができます。

警報機が鳴り始めたら停止線で停止して電車が通るのを待ちます。

遮断機が下りてなくて、警報機もなっていない場合でも前方に自動車がいて道がふさがり進行できないときは踏切内に進入してはいけません。

踏切は踏切内の距離が長いものや連続して踏切が並んでいるもの、連続する踏切の間に停止ゾーンあるものなどが存在します。

見極めが難しいこともありますので無理をして渡ろうとするのは禁物です。

遮断機や警報音がない踏切もございます。

電車が通るレールの部分は鉄などでできているので雨や雪でのスリップには気をつけましょう。

その際MT車の場合は1速ギアのまま変速しないでゆっくり進行するようにしましょう。

 

合宿免許などの教習所で習う窓開けについて

現在合宿免許に参加している方や教習所に通っている方、これから合宿免許や教習所に通おうとお考えの方がいらっしゃるかと思います。

教習所では踏切を渡る際に、停止線で一時停止と左右の確認に加えて「窓を開ける」ように教えられます。

踏切を渡る時に窓を開けるということは、交通法で定められているわけではありません。

しかし、近年販売されている自動車は遮音性が高くてテレビや音楽をかけていると救急車やパトカーなどの緊急車両が近づいてきていても気づかないという場合が見受けられます。

安全に踏切を渡るためにも教習所で「窓開け」をするようにしているのでしょう。

また、警告音や電車の音が確実に聞こえないかの確認をする目的でもあります。

上記でもお伝えした通り踏切は安全であるということを確認してからでないと渡ってはいけません。

そのため、左右を確認したり、窓を開けたりして安全確認を行います。

窓開けをしなくてもルール違反にはなりませんが、安全確認のためには窓開けをするようにしましょう。

合宿免許窓の教習所で行う技能試験で踏切に入る時、停止して左右確認と窓を開けての確認を怠ってしまうと10点の減点となってしまいます。

技能の試験は減点制なので10点の減点は大きいものです。

これから仮免や卒業検定を受けるという方は覚えておきましょう。

 

踏切に進入してから遮断機が下りた場合について

踏切に安全に渡る際の注意点を上記で述べましたがもしも踏切を渡っている時に遮断機が下りてしまった場合の対処法をご紹介します。

遮断機が下りてしまっても慌てずに対処しましょう。

踏切の警報音が鳴り、遮断機が下りて方最低15秒がすぎると電車が来てしまいますので救助を呼ぶ時間はありません。

このときの最低15秒とはJR西日本の場合を指しております。

そのため、15秒の間に対処しなければなりません。

その際は遮断機の棒を車で押して脱出するという方法しか使えないです。

遮断機の棒は自動車などで押しても折れることはなく、斜めに上がるようになっているので自動車などで押し切れれば脱出することができるのです。

それでも何らかの理由で踏切の外に出られないとなった場合は、車を降りて非常ボタンを押しましょう。

非常ボタンを押したら停止信号が点滅し、電車が停止します。

非常ボタンがない場合は、車にある発炎筒でトラブルを電車に知らせましょう。

 

踏切内で自動車が動かなくなってしまった場合について

踏切の交通ルール

踏切内で脱輪やエンストなどで動かなくなってしまった場合についてもご紹介します。

踏切には高さの制限がある場合がありますので標識を見て確認しましょう。

踏切内で自動車が動かなくなってしまった場合は、すぐに車から降りて警報機に設置されている非常ボタンを押しましょう。

遮断機が下りていない場合は周りの人に助けを求めて外に自動車を出しましょう。

AT車の場合はセルモーターでの走行ができませんので何人かで車を押さなければいけません。

その際シフトギアをニュートラルにしておきましょう。

MT車の場合はセルモーターでの走行ができるので、ギアを1速か2速にするかリバースにしてクラッチペダルを踏まずエンジンをかけて走行しましょう。

MT車の場合でも、クラッチペダルを踏まないとエンジンがかからない車種があります。

その場合はAT車と同様に救助を求めて対応しましょう。

 

踏切で交通違反をした場合について

踏切の交通ルールがあるのでそれに違反したら罰則がありますので注意しましょう。

まずは、踏切の前で一時停止をしなかった場合です。

信号機がある踏切以外で停止しなかった場合は「踏切一時停止違反」となります。

違反した際の点数は2点で罰金は普通車が9,000円、大型車が12,000円、二輪車が7,000円、原付が6,000円です。

次に遮断機が下りているときや下りている途中で踏切内に進行した場合や、警報音がなっているときに踏切に入ったりすると「遮断踏切立ち入り」となり違反行為となります。

違反点数はこちらも2点となります。

罰金は普通車で12,000円、大型車が15,000円、二輪車が9,000円、原付が7,000円です。

さらに、踏切とその端から前後10m以内は駐車禁止の区域となっております。

その区域内に自動車を停めたら「放置駐車違反」とみなされてしまいます。

この際の違反点数は3点となり多くなりますので覚えておきましょう。

 

おわりに

今回は、踏切での交通ルールについてさまざまなことをご紹介して参りました。

踏切の交通ルールとしては停止線がある場合は停止線で停止して安全であることを確認してから渡ることが義務付けられております。

踏切は全国各地の至るところに設置されております。

また、全国には遮断機がない踏切も存在します。

遮断機がないと危険度はさらに上がりますので、命を守るためにも安全確認はしっかりと行うようにしましょう。

事故が起こりやすい場所として認識して起きましょう。

合宿免許などの教習所でも踏切を渡る際には、安全確認で停止線での停止をして左右の確認に加えて窓を開けるよう教わるでしょう。

窓を開けることは交通ルールには定められていませんが、目視確認と音にも意識をすることを心がけましょう。

こうした心がけが踏切での事故を防ぐこととなります。

踏切内で立ち往生してしまったら電車と衝突するなどといった事故の可能性がありますので、そういった際は慌てず落ち着いて対処しましょう。

長年車の運転はしているけど、踏切はあまり通ったことがないという方もいらっしゃるでしょう。

旅行などで知らない街を訪れた際などに覚えていなかったとならないように今一度見直しておきましょう。

違反をしてしまったら点数と罰金が科せられることがありますので、しっかり理解して走行し交通ルールに則った正しい方法で踏切を渡りましょう。

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合宿免許お役立ち情報編集部

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