間違えやすい道路標識についてご紹介
2021.3.19 交通ルール・運転教習所で一度は習った道路標識ですが、普段の通勤などで使う道路にない標識や初めて訪れた地域で見た標識の中には覚えていない道路標識もあるのではないでしょうか。
忘れてしまっていたり、知らなかったりする標識がある場所で他の通行車両や通行人に迷惑をかけてしまう可能性があるでしょう。
教習所に通っている方や合宿免許に参加している方で試験を控えている方もいらっしゃるでしょう。
こちらの記事では、そういったさまざまな方に向けて間違えやすい標識についてお伝えします。
道路標識の種類について
まずは道路標識の種類についてお話します。
道路にある道路標識は本標識と補助標識に分類されます。
本標識とは案内、警戒、指示、規制の4つの標識に分けられます。
これらの本標識の意味を補足するものなので補助標識は本標識の下に設置されております。
本標識の案内標識は目的地の方向、距離などといった経路について案内する標識です。
現在地などを案内する標識も案内標識です。
一般道では青地に白の文字で、方向や目的地が表示されています。
高速道路は緑地に白の文字で、表示されています。
これは日常生活の中でよく見かける標識と言えます。
続いて警戒標識は、滑りやすいや右カーブあり、踏切ありなどと言った標識が挙げられます。
通行時に注意しなければいけない状況であったり、危険な場所だったりするのを事前に知らせてくれる標識と言えるでしょう。
黄色地に黒の文字で表示されています。
指示標識とは、走行している道路に決まりがあること、どういった決まりがあるのかを知らせる標識です。
横断歩道や駐車可、安全地帯などが挙げられます。
青地に白の文字で表示されていることが多いです。
この標識は青地が多いと述べましたが、色が赤、黄、青の種類あり色でどのような意味があるのかをイメージすることができます。
- 赤は禁止や警告の意味を表します。
- 黄は危険や注意の意味を表します。
- 青は指示や誘導の意味を表します。
最後に規制標識ですが、駐車禁止や進行方向別通行区分、通行止めなどを表示しています。
運転する時に守るべきルールを表しております。
赤や青、白が主に使われており、禁止事項や制限などのことが表示されています。
間違えやすい標識について
ここから、実際に間違えやすい標識についてご紹介します。
「一方通行」と「指定方向以外進行禁止」
まずは、「一方通行」と「指定方向以外進行禁止」です。
この2つの特徴はどちらも青地に白の矢印が中央にあることで、種類は規則標識になります。
これらは標識の形で見分けることができます。
しかし、一方通行と色が逆の白地に青の左折可の標識もあるので併せて覚えておきましょう。
「車両通行止め」と「駐車禁止」
「車両通行止め」と「駐車禁止」は2つとも縁に赤色で太く円があり、1本の斜め線が入った標識ですが、駐車禁止の方は円の中が青色になっております。
色が違うことでその意味も変わってきます。
車両通行止めは工事現場や歩行者天国、花火大会などで主に見られます。
車両や原動機付自転車、軽車両の通行を禁止しております。
2つとも上部に「7-20」などのような数字が書かれていることがあります。
これは時間を示すものとなり、その時間帯は禁止という意味になります。
「幅員減少」と「車線数減少」
黄色のひし形をしている「幅員減少」と「車線数減少」があります。
2つとも道路のような黒い太線でその上部が狭くなっている絵が描かれております。
幅員減少は道路の幅が狭くなることを指しております。
車線数減少は車線の数が減ることを指しております。
幅員減少は車線の数は減らずに道幅が狭くなることを意味する標識です。
運転中はこの2つの似ている標識を見極めて、周囲に気をつけながら走行しましょう。
「高さ制限」と「最大幅」
次に「高さ制限」と「最大幅」です。
縁に赤い太丸の中に青で数字が書かれており、背景は白です。
2つとも規制標識となります。
しかし、数字の他に三角が書かれています。
その三角が上下にある場合は高さ制限で左右にあるのが最大幅です。
高さ制限は標識が指定する高さを超えた自動車などの車両は通行できないことを意味しております。
最大幅も同じように指定以上に幅のある車両は通行できません。
車輌の幅や高さは範囲内でも積んでいる荷物が標識に記載されている高さや幅を超えている場合は、その荷物が最大の高さや幅となりますので注意が必要です。
「最高速度」と「最低速度」
「高さ制限」と「最大幅」同じような標識の「最高速度」と「最低速度」があります。
「高さ制限」と「最大幅」と同じで赤の太丸が縁取っていて青で数字が書かれています。
中の数字が50だけ書かれている場合は最高速度です。
時速50km以上で走行してはいけません。
赤枠の中に50とその下にアンダーバーがある場合は最低速度の標識となります。
これは時速40km以上で走行しないといけません。
この2つは似ているけど意味が正反対なので注意しましょう。
人が描かれている標識は飛び出し注意を意味するものから横断歩道があることを指すものがあります。
同じ2人が描かれていても意味が違うので色などから意味が予測できるでしょう。
補助標識の有無と矢印の意味
標識には本標識と補助標識があると上記でお伝えしました。
本標識の下にあるのが補助標識です。
例えば、追い越し禁止の標識の下に「追い越し禁止」と書かれていた場合は中央車線からはみ出してもはみ出さなくても交通違反となってしまいます。
補助標識の有無で意味が変わるのでしっかり確認して走行しましょう。
駐車禁止や進入禁止等といった標識の下に赤の矢印がある場合があります。
その矢印が右を指しているか、左を指しているのかで意味が変わります。
矢印が右を指していれば、ここからという意味になります。
左を指している場合は、ここまでという意味になります。
また、矢印が両方をさしているものもあります。
それは区域内や区間内という意味になります。
補助標識にも種類がいくつかありますので覚えておきましょう。
おわりに
今回は、大切な交通ルールの一つでもある道路標識についてご紹介しました。
道路標識は、本標識と補助標識に分かれます。
その中でも本標識は案内、警戒、指示、規制の4つの標識に分けられます。
道路標識の種類は多く、似ているものや色が違うだけのものがあります。
そういった道路標識は、ややこしくて間違えやすいと言えます。
色が意味を表す場合や補助標識がつくことで意味が異なる場合もあります。
道路標識は交通安全や道路を円滑にするためにさまざまな場所に設置されております。
中にはあまり見ることが無い標識もあるでしょう。
意味を理解しておらず走行中に慌てることの内容に覚えておきましょう。
進入禁止という標識があるので走行してしまうと違反となってしまいます。
高速道路などでは、事故につながる可能性もありますので注意しましょう。
教習所を卒業したばかりの新米ドライバーさんや運転経験が豊富な方も、ちゃんと意味を覚えているか、間違えていないかを今一度見直してみてください。
合宿免許や教習所に通っている方は、上記で紹介した間違えやすい道路標識の問題は学科試験に出やすい傾向にあります。
学科試験は90%以上で合格となりますので、こういった問題の対策もしておきましょう。
本記事で紹介した標識は一部となりますので試験の勉強をする際は、これらに加えて過去問などを見ることをおすすめします。
街中を歩く際は、道路標識を意識することで自然と身につくでしょう。
道路標識の意味をしっかり把握して、安全運転でドライブを楽しみましょう。
合宿免許お役立ち情報編集部
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