意外と知られていない重要なタイヤの空気圧についてご紹介

2021.8.20 交通ルール・運転
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空気圧の点検

タイヤは自動車と地面唯一の接地している部品です。

自動車や人が乗っても耐えています。

そんなタイヤは空気圧が重要です。

自転車と同様に自動車のタイヤにも空気が入っていることはご存知でしょう。

空気圧については意識したことがないという方も多いのではないでしょうか。

合宿免許や教習所に通っている方は、空気圧について教習で習ったかもしれません。

本記事では、意外と知られていないタイヤの空気圧についてご紹介していきます。

 

タイヤの空気圧について

タイヤの空気圧は自動車にとって、とても重要になります。

空気圧が適切でなかったらタイヤの機能は低下してしまいます。

では、適切なタイヤの空気圧とはどのくらいなのでしょうか。

各メーカーが車種に合わせて設定している指定の空気圧があります。

指定の空気圧については運転席のドア開口部や給油口の裏などに貼られているステッカーに書いてあります。

そのため、タイヤの種類やサイズが同じでも自動車によって空気圧が異なります。

タイヤの空気は自然に少しずつ抜けていってしまいます。

空気圧をしっかり確認し、定期的にチェックをする必要があります。

 

タイヤの空気圧が低い場合

タイヤの空気圧が低いとどんな影響があるのでしょうか。

下記よりいくつかご紹介します。

 

燃費が悪化する

タイヤの空気圧が低くなるとアクセルを踏んでいてもスピードが上がらないという場合やいつもよりアクセルを踏んでも加速しないという状況になります。

思うようにスピードが上がらずアクセルを踏み続けるという循環が燃費を悪くしております。

 

グリップ力が低下する

タイヤの空気圧が低すぎても高すぎてもグリップ力は低下してしまいます。

空気圧が低い場合は、タイヤを内側から地面に押さえる力が弱くなることによってグリップ力が低下します。

 

タイヤの寿命が短くなる

タイヤは道路からの衝撃と約1トンを超える車体の重さが加わります。

これに耐えるためには、タイヤの内部が空気で満たされていることが必要です。

空気圧が低いとタイヤの使われ方に偏りが出てきてしまいます。

タイヤは消耗品でもあるので、寿命があります。

見た目でははっきりと分からなくてもタイヤの寿命は短くなっております。

 

ハンドル操作が低下する

タイヤの空気圧が低すぎるとハンドルが左右にとられたり、重くなったりします。

そのため、ハンドル操作が不安定になりとても危険です。

ハンドル操作が不安定になると、タイヤが摩擦で中央より外側がこすれます。

こうしたこともタイヤの寿命が短くなることにつながります。

 

パンクする危険性が高まる

タイヤの空気圧が低いまま高速道路などを走るとタイヤが波打ったように変形します。

これを「スタンディングウェーブ現象」と言います。

スタンディングウェーブ現象とは、タイヤにたわみが大きくなり過ぎた際に連続的にたわみが起こります。

それが波を打ったようになる現象です。

そのまま走っているとバーストする危険性もあります。

その他にもタイヤが異常発熱する「ヒートセパレーション」や、空気圧不足で異常にたわみカーカスコードが切れてしまう「ブリ―ティングCBU」などが発生する可能性があります。

いずれもパンクの原因になりますので空気圧には注意しましょう。

 

スリップなどを起こしやすくなる

適切な空気圧より低く、低すぎると走ったり止まったりする機能が落ちてしまいます。

そのため、スリップなどといった事故が起きやすくなってしまいます。

 

空気圧の点検について

空気圧の点検をする方法で1番簡単なのがガソリンスタンドやカー用品店などで依頼することです。

無料でチェックしてもらえることがほとんどです。

セルフのガソリンスタンドに行けば自分でチェックすることができます。

空気入れが備えつけられているので、ご自身で空気を入れることも可能です。

空気圧の点検はタイヤが冷えている時に行いましょう。

点検する際はバルブからの空気漏れやホイールの変形などもチェックすることをおすすめします。

空気圧は指定の数値を下回らず、上限は10%くらいにしておくことがポイントです。

空気圧を点検する頻度としましては、月1回が理想的です。

1カ月の走行距離にも寄りますが、大きく減少していなければ正常だと言えます。

大きく減っていた場合はタイヤのひび割れなどがみられるのでディーラーなどに相談しましょう。

 

タイヤに窒素を入れるメリットとは

近年ではタイヤに窒素を入れられるガソリンスタンドが増えてきております。

ガソリンスタンドなどで、窒素ガスの充填を進められたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

窒素をタイヤに入れることによる効果やメリットについてご紹介します。

 

自然に空気が抜けにくい

上記でも説明しましたが、タイヤの空気が自然に抜けていくのはタイヤのゴム分子よりも酸素の分子が小さいからです。

しかし、窒素ガスは酸素に比べると分子が大きいのでタイヤのゴム分子を通り抜けにくいので自然に空気が抜けにくく、タイヤの寿命を延ばすことができます。

タイヤの空気が自然に抜けていく量としましては、半分くらいとなります。

 

空気圧が変わりにくい

空気にはわずかな水分分子が含まれています。

しかし窒素には水分を含まないのです。

そのため、熱膨張しにくく、温度の変化に寄る空気圧が変化しにくいという特徴があります。

酸素も含まない性質のため、タイヤやホイールの酸化を防ぐ効果もあると言われております。

 

静粛性に優れている

窒素は音の伝達性が低いという性質があります。

そのため自動車が走る時に出る地面からの音は、タイヤのゴムを通して車内に伝わります。

そこでタイヤの空気を窒素に変えると、地面に擦れる音が伝達されにくく静粛性が増します。

音楽や会話をより楽しむことが出来るでしょう。

 

もしものときの被害が抑えられる

万が一事故にあったとき、自動車が燃えるような大事故の際に2次被害だったり延焼を防いだりする効果があります。

窒素は不燃性ですので窒素のみを入れた場合酸素を多く含んでいる空気とは違い、タイヤが燃えても火の勢いを加速させることはないと言えます。

車が炎上した際には被害を大きくしない、抑えられる効果があります。

 

タイヤに窒素を入れるデメリット

タイヤの空気圧について

タイヤに窒素を入れることには、さまざまなメリットがありますがデメリットも伴います。

そんなデメリットとしては、窒素を入れられる場所が限られていることです。

また費用も掛かることもデメリットとして挙げられます。

無料で入れられる空気に比べて、約2000円前後の費用は必要になります。

一度窒素を入れたタイヤに空気を入れると、窒素のメリットであるさまざまな効果が薄れてしまうこともデメリットになるでしょう。

 

おわりに

本記事では、意外と知らない人が多いタイヤの空気圧の重要性についてご紹介しました。

自動車のタイヤの空気圧についてはそんなに意識をしたことがないという方も多いことでしょう。

しかしタイヤの空気圧が重要だと言うことがわかりました。

合宿免許や教習所に通っている方は、習ったから頭に入っているかもしれません。

合宿免許や教習所を卒業して何年か立っている場合は、覚えていない可能性もあります。

空気圧が低いと燃費が悪くなったり、ハンドル操作が安定しなくなったりします。

近年ではタイヤに窒素を入れることができます。

窒素は料金がかかるデメリットがありますが、メリットも多くあります。

空気圧は月に1回点検することが理想的です。

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合宿免許お役立ち情報編集部

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